こんにちは。ふわくです。
予約多数で品薄という、販売前にしてすでに大人気なTAMRON 17-28mm F/2.8 Di III RXD をご紹介します。
ソニーのαシリーズ用のレンズ(Eマウントレンズ)なので、他のメーカーの製品をお使いの方には関係ありません。特にわたし(笑)。
しかし、この「製品を語る」コーナーでは「心惹かれる製品」ならなんでも取り上げてまいります!


TAMRON 17-28mm F/2.8 Di III RXDではこんな写真が撮れる
このレンズの人気の秘密について迫る前に、まずはこのレンズで撮られた写真をご紹介します。
17-28mm F/2.8 Di III RXDで撮った写真|画像引用元:TAMRON
まずはこれ。
明るい広角ズームといえば、星空撮影にも最適ですよね。
星空撮影したことがない人もこのレンズを買ったらぜひ一回トライしてみてください。
結構ハマるかも知れませんよ(笑)。
はい、次。
17-28mm F/2.8 Di III RXDで撮った写真|画像引用元:TAMRON
旅行にでかけたときに出会う数々のオブジェもこのレンズなら自由に切り取って撮れます。
しかもこの写真には思いっきり日光が入り込んだ逆光写真であるにもかかわらず、コントラストもくっきりしていて素晴らしい逆光性能だと思います。
実は、このレンズ、表面のコーティングについては特殊なものが使われているわけではないようで、逆光性能に難があるんじゃないかと疑っていましたが、最近挙がってきたサンプル写真などを見る限り、いい意味で期待を裏切ってくれる仕上がりになってそうです。
17-28mm F/2.8 Di III RXDが発売されてどんどん素敵な逆光写真の作例が挙がってくるのがとても楽しみです!
はい、次はネコです。
17-28mm F/2.8 Di III RXDで撮った写真|画像引用元:TAMRON
標準レンズだと被写体をクローズアップしつつ、背景を広く取り入れるというには向いていませんが、このレンズならなんてことはありません(笑)。
星空からオブジェ、スナップとなんでもござれの万能レンズとも言えます。
しかし、このレンズ、F2.8と明るいので、実はボケを活かした室内ポートレートも撮れます。
17-28mm F/2.8 Di III RXDで撮った写真|画像引用元:TAMRON
前ボケ、後ボケともに硬さがなく、自然なボケです。
ボケの綺麗さには定評のあるタムロンならではといった感じがします。
フルサイズで使えば28mmは立派な広角ですが、それでもF2.8なので結構しっかりボケちゃいます。
わたしも普段28mm/2.8のレンズを愛用していますが、子ども撮り用のポートレートレンズとして大活躍しています。
さて、ではいよいよ、このレンズがなぜ人気なのかということについてお話ししたいと思います^^
人気の理由その1:F2.8通しズームレンズとしては異例の軽さ
17-28mm F/2.8 Di III RXD|画像引用元:TAMRON
重量はわずか428グラムです。
フルサイズ用F2.8通しのズームレンズとしてはありえないほどの軽さです。
他社のF2.8通し広角ズームレンズたちとの重量を比較してみました。
圧倒的な軽さです。
この軽さこそがこのレンズの最大の魅力だと思います。
ちなみにα7IIIのボディ重量は650グラム(メモリ、バッテリー含む)なので、ほとんどのレンズがカメラより重いということになります。
ストラップをかけてぶら下げるとカメラ側(主にマウント部)に負担がかかったり、バランスが悪かったりしますが、17-28mm F/2.8 Di III RXDはカメラよりかなり軽いため、カメラへの負担も少ないですし、何よりバランスがいいです。
17-28mm F/2.8 Di III RXDが軽い理由は、広角側が17mmスタートということが主な原因かと思われますが、それにしても軽いですよね。
わたしはかつて重量級の標準レンズ(900グラム)を常用レンズとして使っていた頃がありましたが、あまりに重く、持ち出すのが億劫(おっくう)になることが多かったです。
いくら画質がよくても重すぎると結局使われなくなるというのは本末転倒ですよね。
使う上で、重さは気にしないという方も一定数いらっしゃるかと思いますが、持ち運びの際も、重いバッグを持ち歩くよりは、少しでも軽いに越したことはないです。

でもこの2、3ミリの差に許容できるならバツグンに取り回しがいいのは間違いないよ。

人気の理由その2:美しい。トップクラスのデザイン偏差値
17-28mm F/2.8 Di III RXD|画像引用元:TAMRON
α7シリーズやα9に装着したときのデザインがまたかっこいいんですよ。
見てくださいこの絶妙なマッチング。
※この画像は寸法をあわせて合成した取り付けイメージです。
これぞまさにαシリーズのために生まれたレンズという感じです。
そして、ズームしてもレンズが伸びない(インナーズーム)という点もかなりポイントが高いです。


そういう意味でも、このレンズの「デザイン偏差値」はかなり高いので、見てよし、見られてよし(笑い)です。
人気の理由その3:コスパ最高。価格はなんと純正の半分!
SONYのFE 16-35mm F2.8 GM SEL1635GMの7/24現在のネット最安値が約213,000円なのに対して、TAMRONの17-28mm F/2.8 Di III RXDは約104,000円。なんと半値以下!


人気の理由その4:瞳AFやファストハイブリッドAFに完全対応
SONYのαシリーズといえば、瞳AFやファストハイブリッドAFといった高性能なAFシステムですが、さすがこのレンズは専用設計とあって、いずれにもしっかり対応しています。
最近は一眼動画も需要が高くなってきていますが、駆動音も静かで動画にも向いているレンズだとタムロンさんも明言しています。
こんなん聞いてしまうと、ますますSONYユーザーが羨ましく感じてしまいます。。
わたしは今ニコンの一眼レフを使っていますが、瞳AFはないので、構図を意識しながら子どもの瞳にピントを合わせるのに結構苦労してたりしますが、SONYのαとこのレンズを組み合わせてたら室内ポートレートがはかどるんだろうなぁと妄想してます。
まとめ|安い、美しい、静か、高速と四拍子そろった高性能レンズ
たしか発売日はまさにこの記事を書いている今日7/25だったと思います(笑)。
もともと価格は安く抑えてくれていますが、増税前のタイミングで発売してくれたことにダブル感謝ですよね(笑)。
レンズやカメラを単に写真を撮るための道具として見る人もいると思いますが、持つ喜びや機能美を楽しむというのももう一つの楽しみ方だとわたしは思っています。
17-28mm F/2.8 Di III RXDはそんな思いにも答えてくれます。
それに加えて、AFが静かで高速なので、もう言うことないんじゃないでしょうか。
予約多数で一時タムロンさんから品薄のアナウンスが出たのもうなずけます。
なんだか珍しく褒めてばかりの記事になってしまいましたが、元カメラ販売員のふわくが本気でお勧めできるレンズです。




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