いやっほーい!ついに出ました!Google Pixel Watch!
あ、こんにちは。Google大好き人間のふわくです。
いやー、この日をどれだけ待ち望んだことか。長かったなー。。
発売前は買う気満々で、リーク情報について何度も記事にしてきましたが、それでも今回私は購入を見送ることにしました。
まずはその理由を述べたいと思います。
買ってしまってから「やっぱり俺には必要なかった」と後悔する人を一人でも減らすために今回の記事を書くことにしました。
基本的に買わない理由を強く押し出していますので、買うつもりの人は見ないほうがいいかも知れません^^;
え?ECG非対応なの!?
ECG対応が噂されていましたが、残念ながら日本では非対応であることがわかりました。
ECGとはいわゆる心電図のことで、不整脈の一種である心房細動が起きていないかを調べることもできるとされています。
「不整脈なんて俺にゃ関係ない」という方も多いでしょう。しかし意外と身近なもので、30代を超えるとじわじわと不整脈の傾向が高くなるようです。40代になってから「たまに脈早くなることがある気がする。。」という人も少なくないかも知れません。
不整脈の何が怖いって、そりゃ日本人の死因のTOP5に入ると言われる心不全や脳梗塞の原因にもなっているんです。
そういう人もいるでしょう。しかし、検診のときはたまたま安定していて、時間帯によっては乱れに乱れまくっているという人もいなくはないです。
スマートウォッチで常時心電図をとってくれたら安心なのに、と思っていたのですが、残念ながらPixel Watchは(日本では)心電図が使えないことがわかりガッカリしました。Pixel Watchを買う理由が一つ消えた瞬間です。
今後認可を得るために動いているという噂もあるものの、対応予定と謳われているわけではないのでいつになるかわかりませんので、過度な期待は禁物でしょう。
この機能、普段から健康に気を使っている若者にとってはどうでもいい機能かも知れませんけど、不健康気味な私のようなおじさんとしてはぜひ使ってみたい機能なんですよね。とりあえず残念。
Felica対応なのにおサイフは非対応ってどゆこと?
スマートウォッチの存在意義の一つは、スマホを取り出さなくても決済できるおサイフ機能にこそあり。そう考える人は少なくないと思っています。
Pixle WatdchはFelica対応ということでバッチリおサイフ機能に対応したかと思いきや、現状はそうじゃないということが、10/6の公式発表の翌日に行われたメディア向けの説明会で明らかになりました。。
Suicaには対応。でもSuica定期券には非対応。。
まず、最近見かけるこのイメージ図。FelicaやSuicaの全面対応を期待させますが・・・。
たしかにSuicaに対応しました。でもSuica定期券には非対応。つまり手動チャージでの利用のみ可能というわけです。えーーー。。
いや、いいんです。都心や東京近郊に住んでいない私からすれば、そもそも関係ない話なので。とはいえ、交通系カードではSuicaしか対応していないというのはさすがに寂しい。そう、PASMOなんかは普通に非対応。ローカルの交通カードなんてもってのほか。
ま、まぁいいでしょう。そもそも田舎者としてはそんなところまではもともと期待していませんでしたから。
さて、前置きが長くなりましたが、問題はやはりおサイフ機能ですよ。
Felicaで使えるのは今のところ上に挙げた「Suicaのみ」。つまり、現状は「楽天Edy」「iD」などのFelica系電子決済には一切使えません。
これにはかなりガッカリしている人も多いのではないでしょうか。
クレジットカードのタッチ決済には対応。ただし・・・
FelicaではなくNFCには対応したカード決済には対応していますので、レジでNFCに対応した決済端末が設置されているところでしたらカードレスでの決済ができます。現時点で最近はコンビニやコストコなどで見かけますね。また、一部のスーパーなどでも徐々に普及してきていますから、これから活用する機会は増えてくると思います。
ただ、一点注意があります。現時点では三井住友VISAカードは非対応となっております。(MasterカードはOK)
三井住友VISAカードは利用者がかなり多いのでいち早く対応してほしいところですね。
なお、対応する支払い方法一覧はこちらに掲載されています。
ということで、現時点では決済機能については中途半端だと言わざるを得ません。これまたApple Watchに大負けですね。。
ヘルスケア機能の一部が要サブスク課金
ヘルスケア機能は、さすがFitbitの機能を盛り込んでいるだけあってバッチリ充実しています。
これでできないことは他のスマートウォッチではできないというレベルといって間違いありません。
ただ、一点残念ポイント。
それは、Fitbit Premiumというメンバーシップ登録(月額プラン640円、年額プラン6,400円)をしないと、下の表のとおり、一部の機能しか使うことができないという点です。
Pixel Watchを一度買えばすべての機能を無料で使えると思ったら大間違いです。(半年間は無料でお試しできます。)
内訳を見る限り、Apple Watchも含め、他社のスマートウォッチ(および活動量計)なら無料で提供されるような項目も、有料になってしまっている感じになっていますね。これまたちょっと残念です。サブスク料金を下げるか、無料項目の拡大が望ましいですね。。
GoogleアシスタントやGoogleマップナビの搭載はたしかに嬉しいけど・・・
Googleファンの私は当然アレクサ派でもSiri派でもなく、Googleアシスタント派。
スマートスピーカーのGoogleNestシリーズにはいつもお世話になっています。
それだけに、どこにいてもGoogleアシスタントが使えるPixel Watchは便利に違いありません。
また、期待していたGoogleマップのナビも使えるようで一安心。
スマホ上でナビを使っているとその他のアプリとの併用が煩わしいことがあるのでこれは本当にありがたいです。
車を運転しているときにスマホをナビにしてしまうと、他の操作がやりづらいということもあって、スマホからナビを切り離して使うことができるというのはかなりありがたいです。
ただね、これくらいだとまだ「Fitbitに毛が生えた程度」と言わざるを得ません。
というのも,肝心のWearOS3.5についてほとんど触れられていないのが非常に残念。
もっと、こんなこともできるよ、あんなこともできる、のアピールが欲しかったのにそれをしていないということは、WearOS3.5もまだまだできることが限られているということなんだと邪推せざるを得ません。
前に別の記事でも言いましたが、フィットネス機能に毛が生えた程度ならわざわざ高い金出してスマートウォッチを買う意味はないというのが個人的な考えだったりします。
LINEの音声着信時の挙動が残念すぎる
LINEを使っている人は多いと思いますが、LINEでメッセージの受信や音声通話を着信したときにPixel Watchで通知してくれることを期待している人は少なくないと思います。ですが、結論としては、大変残念な結果となっています。
【常時表示モードOFFのとき】
●メッセージ受信時:画面通知なし(※1)、バイブ・通知音あり
●音声通話着信時:画面通知なし、バイブ・通知音なし(※2)
※1…その後タップしてメッセージを確認することは可能
※2…着信が切れたタイミングで初めてバイブが振動。タップして不在着信を確認することが可能
【常時表示モードONのとき】
●メッセージ受信時:画面通知なし(※1)、バイブ・通知音あり
●音声通話着信時:画面通知あり、バイブ・通知音なし(※2)
※1…その後タップしてメッセージを確認することは可能
※2…着信が切れたタイミングで初めてバイブが振動。タップして不在着信を確認することが可能
以上のような結果となっています。
つまり、メッセージの受信時にはバイブや音で気づくことはできますが、内容を確認するには一度タップしてメッセージを表示させるひと手間が必要となります。ただ、これについては、メッセージ受診時に他人にメッセージを見られないという安心感があります。なので個人的には全然ありだと思っています。
ですが問題なのは音声通話の着信時の挙動です。常時表示モードがONのときOFFのとき、どちらの場合もバイブや音での通知がいっさいされません。
着信切断時にはバイブが振動し、不在着信をメッセージで確認することもできますので、切れたあとに着信があったことに気づく、ということになります。なので、リアルタイムでは着信に気づけない可能性が高いです。
通常の通話アプリでの着信時にはしっかりと音やバイブで教えてくれますが、それと同じ感じの動作をLINEに期待している人は要注意です。
バッテリーの持ち時間「最長24時間」って短すぎないか?
事前情報どおり、バッテリー持ちは「最長24時間」との公式発表でした。嘘でもいいから72時間持つと言ってほしかった。
いや、Apple Watchだって18-36時間なので、覚悟はしていましたが、最大で24時間はさすがに短すぎやしませんか?毎日最低一回の充電が必要な時計ってどうなの??
たとえば、睡眠の質を測りたいと思っていたのに日中バッテリーを充電することをうっかり忘れてしまっていたらどうでしょう。睡眠中にバッテリー切れ、なんてこと普通に起こりえますよね。
かといって、日中は日中で一番使いたい時間に充電しなきゃならん、なんてことになったらそれは不便。
しかも残量なしの状態から満充電まで80分もかかります。1時間20分です。
Pixel Watchはスマートウォッチとしては後発もいいところなんだから、せめてバッテリー持ちについてはもうちょっと頑張ってほしかった。
思ったより安いね!とおもいきや・・・
公式発表前は、Wi-Fiモデルが5万円、セルラーモデルは5万円台後半という噂でした。
しかし、ふたを開けてみたら、Wi-Fiモデルは39,800円、LTEモデルは47,800円。噂よりも1万円よりも安いじゃないですか。
でもね、皆さん、Pixel Watch買ったら、絶対に欲しくなるんじゃないですか?オプションのバンドが。
もちろん、Googleではオプションのバンドも同時に予約受付開始しました。下をご覧ください。
ずっと標準のバンドを使い続ける人はまずいないと思いますからね。完璧な導線に思わずあっぱれw
そのうちAmazonにも多くの互換バンドが溢れかえることでしょうから、それを待って買うのもありでしょうね。納期が長くてもよければAliexpressで買うのもよいでしょう。
でもPixel Watchで幸せになれる人も間違いなくいる
ここまで、負のオーラを出しまくりながら私がPixel Watchを買わない理由をつらつらと述べてきました。
しかし、だからといって、すべての人にとって無用の長物かというとそうではありません。
フィットネスや健康に重きをおいている人は買って正解!
まず、Pixel Watchを買って、一番幸せになれる人は、普段からフィットネスや健康に重きをおいている人。
やはりFitbitで培われた強力なフィットネス管理機能は唯一無二とも言えます。
先ほど、ヘルスケア機能をすべて使うにはサブスク課金が必要になると言いました。ただ、逆に言えば、これによって、他社のスマートウォッチにはない充実した機能をフルで利用することができるということにもなります。
もう一度先ほどの表をご覧ください。
これだけ様々な情報を得ることができるんです。
最近では、ヘルスケア系のスマホアプリでもサブスク課金制のものが多くなっていますが、ここまでの情報をこの金額で取れるものはまず存在しません。
また、ウォーキングやランニングをするときに、ポケットの中のスマホが邪魔に感じたりすることはないでしょうか?
Pixel WatchにはLTEモデルも用意されていますので、スマホがなくてもYouTube MusicやSpotifyなどの音楽配信サービスで音楽が聴けます。めちゃくちゃ画期的じゃないですか?
また、セルラーモデルでなくても、Pixel Watchには32GBもの大容量ストレージが備わっていますから、あらかじめお気に入りのプレイリストを保存して置けばオフラインでも音楽が聴けます。これは便利ですね。ただ、スマホも持ち歩くならわざわざPixel Watchで再生する必要はないですけどね^^;
まとめ | 運動好きはぜひ買って。そうでない人は様子見でもいいかも。
最初はネガティブポイントを見つけるつもりでしたが、気づいたら一所懸命ポジティブポイントを探そうとしている自分がいました。私としては今回は見送りという結果になりました。
理由は主には次のとおりです。
- ECG非対応
- Felicaで使えるのがなんとSuicaのみ
- 一見安いけど、純正オプションの価格やサブスク課金を考えるとそれほど安くない
- LINEの音声着信時の挙動が残念すぎる
- バッテリーが最長でも24時間しかもたない
- WearOS3.5の魅力がいまいち伝わってこない
- 純正オプションバンド高すぎ
一方で、以下の点は評価できます。
- Googleアシスタントが使える
- Googleマップのナビが使える
- NFCによるクレジットカード決済ができる
- ウォッチフェイスのカスタマイズや用意した写真をウォッチフェイスに使える
- Fitbitで培われた優秀なヘルスケア機能を搭載している
- 数少ない、常時点灯可能な製品
- LTEモデルなら完全にスマホレスで通信できる
とはいえ、やはり、まだFitbitに毛が生えた程度という印象がぬぐえません。
ウォーキングをはじめ、運動を普段される方には力強い味方になるのは間違いないでしょう。また、これを機にちょっとずつ運動始めてみようかな、という人にとっては最高のきっかけかも知れませんね。
一方で、普段あまり運動もしないという私のような人にとってはまさに「豚に真珠」かと…。今回は様子見でもいいかも知れません。
もちろん、ガジェット好きな人や、見た目がオシャレだからとりあえず欲しいという人はどうぞポチっちゃってくださいw
購入された方で、こんな素敵なこともできるよ、という情報をぜひお寄せいただければ嬉しいです!買う理由をいっぱい見つけたい><
コメント
コメント一覧 (2件)
記事の内容が間違っているので訂正をお願いいたします。
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たなかさん、コメントありがとうございます。
また、ご丁寧にご指摘いただきましてありがとうございます。
早速記事を訂正させていただきました。大変助かりました!