「30GB以上の世界っつーのは、おっかねーんだぞ。」
ばっちゃんが言ってました。
実際、プラン選びに失敗するととんでもなく痛い目にあいます。
今回は、モバイル回線で30GB以上使うヘビーユーザーのあなたが損をしないための注意喚起と、おすすめのMVNO業者(格安SIM会社)をご紹介します。
本記事をご覧になれば、損しない方法がわかるだけでなく、おトクなのに超快適にがっつりデータ通信を使いまくれる世界があなたの眼の前に開けることでしょう。
ぜひ最後までご覧ください^^
30GB使うなら・・・Y!mobileはやめとけ。
今回の記事を書くきっかけになったのが、私の実の兄からのLINEでした。
彼は、楽天モバイルを契約する前に使っていたYmobileのLプラン(30GBのプラン)を再契約しようとしていました。
しかし、その前に念の為、私に意見を求めてきた、という経緯になります。
彼の主張は、こうです。
なるほど。
ただ、この条件でワイモバイルの再契約というのは、あまりに筋(すじ)が悪すぎる。
彼は、私が以前勧めた日本通信SIMのことを思い出して、一度は申込みしようとしたようです。
ところが、彼は言いました。
「(SIM発行)手数料発生することが解ったから(申し込むのを)やめたわ」
はぁーーー!?
何言ってんのこいつ!?
おっと、兄に「こいつ」はいけませんね。反省。
これでも同じ血を分けた兄です。
なんとか救ってやらなければ、そう心に決めました。
兄よ、この「料金比較表」を見て目を覚ますんだ!
私は秒速で次の表をつくって、彼に突きつけました。
※キャンペーンは除外します。
たしかに、日本通信SIMは初回にSIM発行手数料がかかります。
一方、Ymobileは無料。
でもね・・・
SIM発行手数料を入れても初月支払額の差はたったの363円なんです。
さすがに兄もこの表を見て納得・・・
しませんでした。
「条件付き価格」にまんまと騙されていた兄・・・
この表、おかしくね?
どこが?
Y!mobileのシンプル2Lプラン(30GB)は月額2,980円なんだけど。
たしかに、ワイモバの料金ページには2,980円(税抜)と書かれています。
でも兄よ・・・よく見てくれ。
これは、次の条件を満たした場合の価格なのだよ。。
・PayPayカード払い
・Softbank Air に加入でおうち割光セット(A)適用
(これを満たさない場合は)5,115円(税込)ってはっきり書かれています。
小さな文字で、ですがw
げっ!
うちの兄はこういうのをちゃんと見ない人なんです・・・。
でもひょっとしたら、皆さんの中にもこういう方がいらっしゃるのではないでしょうか。
もちろん、そもそもパッと見の安さで消費者を騙すような業者側が悪いというのは言うまでもありません。
しかし、昔も今もこういった手法はありふれていますし、今後もなくならないでしょう。
なので、ちゃんと読まずに損をしてしまうのは我々消費者です。
契約関連で、なおかつ価格に関する情報は、損しないためにも、しっかりと読むようにしましょう!
それはさておき、本当の見どころはここからです。
通話無料オプションでさらに価格差が・・・
かつてYmobileには標準で1回10分の無料通話がついていました。
しかし、今は立派な有料オプション(880円)です。
ちなみに兄がつい先日まで使っていたYmobileではしっかりこの有料オプションを適用していました。
長電話はしないけど、ちょっとした通話はたまにするから、無料通話オプションは必須なんだよ。
とのことなので、「通話無料オプションあり版」の表も作ってみました。
ますますワイモバのコスパの悪さが光ります。
当然、初月から負けてます。
30GB分の料金+3300(手数料)がきついわ
という兄の発言は一体なんだったのだろう。。
ちなみに、日本通信SIMは標準で70分の無料通話がついていますので、先ほどの表と変わりません。
長く使えば使うほど価格差がどんどん開いていってますね・・・。
うん。
5年でiPhoneとアップルウォッチをまとめて買えるくらいの価格差になってて草
ところが兄は、引っ込みがつかなくなったのか、相談者という立場を忘れ、食い下がってきます。
ワイモバイルには「データ増量オプション」があるではないか
30GBを使い切った場合のデータ追加の金額はどうなん?
ワイモバイルだと、500円で5GB追加できる「データ増量オプション」ってのがあったんだけど。
いつのまにかノリノリになっていた私は、新しい表をつくりました。
ワイモバイルの「35GBを超えたところからの急上昇」がすごいですね。。
「最初の5GBは550円にオマケしとくけど、次の5GB(0.5GB×10)は5,500円ね。」
ってわけ。
かなりエグくないか?
さすがの兄も、驚きを隠せないよう様子でした。
ですが、幸か不幸か、今まで兄は35GB以上使ったことはたまにしかなかったようです。
35GBを超えたら低速でもなるべく我慢していたとのことでした。
いっそ50GBくらいまで使って痛い目を見ればよかったのにw
なーんて思ってませんからね。
ほんとです、信じてください!
じゃあ日本通信SIM一択? いや、ちょっとお待ちなさい。
つまり、30GBを超える通信をのびのび使いたい人は、日本通信SIMを選べばOKということですね?
そうとも言い切れないんだ。
ちょっと次の表の見てくれ。
ahamo +「大盛りオプション」という選択
突然ですが、ここでahamoさんのご登場です。
50GB(※)を超えるならahamoのほうがお得になるんですね!
※厳密には43GBです。
そうだね。
しかも100ギガまで一律4,980円。
50ギガ以上ガッツリ使う人にはahamoが断然おすすめだよ。
今までの兄のように、
・なるべく35GBに収まるように使う
・35GBを超えてもデータ通信の追加は最小限にする
という使い方であれば、日本通信SIMでまったく問題ありません。
というか一番お勧めです。
気をつかわないでガンガン使えるんだったらahamoのほうがいいんだけど。
50GBなんて全然使う自信あるし。
そう来ると思ったぜ。
兄の興味は日本通信SIMよりahamoに向いているようです。
私も、兄にはahamoがよりベターだと思います。
というのも、実は他にも、ahamoが兄にピッタリな理由があったからです。
それは無料通話です。
兄のスタンスはこうでした。
長電話はしないけど、ちょっとした通話はたまにするから、無料通話オプションが必須なんだよ。
実は、ahamoは「5分間無料(回数無制限)」がオプション料金なしで使えます。
つまり、それらを4,980円コミコミで100GBもの大容量通信を安定のdocomo回線で使えるというわけです。
この点においても兄の使い方にマッチしています。
そんなわけで、兄は最終的に日本通信SIMではなく、ahamoを契約することになりました。
38GBまでであれば日本通信SIMのほうが安い
ただ、一点だけ注意点があります。
先程の表を見ていただくとわかりますが、ahamoの大盛りは40GB付近(厳密には43GB)に達するまでは「うまみ」がありません。
ですので、42GB以内に収まるようであれば、日本通信SIMがもっともお得ということになります。
日本通信SIMとahamo大盛り以外のおすすめは?
日本通信SIMやahamo以外におすすめはないんですか?
ない。
先日公開したこちらの記事をご覧いただいた方ならすでにご存知だと思いますが、30GB以上(無制限プラン含む)のクラスで本当におすすめできるのは、実は非常に少ないのです。
というか、ぶっちゃけ、現時点でお勧めできるのは今日出てきた、「日本通信SIMとahamoだけ」です。
ですが、あえてもう一社だけ上げるとすれば、兄が乗り換えて失敗した「楽天モバイル」です。
楽天モバイルの電波が良好に使える地域で、なおかつ、気兼ねなくデータ通信をガッツリ(35GB以上)おこないたい人は、楽天モバイル一択です。
無制限なので、当然100GBを超えた通信も可能ですとあって、自宅の固定回線代わりに使う人もいるくらいです。
固定回線解約できたらかなり節約できちゃいますよね!
楽天モバイルが快適に使える地域が羨ましいです。。
<6/14追記>
かなりタイムリーなんですが、楽天モバイル新規契約で楽天ポイント20,000ポイントキャッシュバックキャンペーンが始まったようです。(楽天カード入会でさらに10,000ポイント!)
7月1日10時までとかなり短期間になっているので、ご検討の方はお早めにどうぞ。
まとめ 選択をあやまるととんでもないことになる30GB以上の世界
もし兄が私に相談せず、独断でワイモバイルを再契約していたら、最低でも7,000円という料金をまた支払う羽目になっていたでしょう。
しかも、「35GBの壁」をいつも気にしながらビクビク使わなければならないというオマケ付きです。
また、データ追加の料金を知らずにうっかり50GB、60GBと使っていたら・・・と思うと背筋が凍ります。。
悪いことは言いませんので、
30GB以上使う人でYmobileを使っている人がもしいるとすれば、すぐに他へ乗り換えることをおすすめします。
お勧めをまとめると・・・
43GB〜100GBガッツリ使いたい人
→ahamo「ahamo大盛り」
20GB〜42GBの範囲で使う人
→日本通信SIM「合理的30GBプラン」
35GB以上、かつ楽天モバイルの電波が問題ない人
→楽天モバイル「Rakuten最強プラン」
こんな感じになります。
上でも述べましたが、30GB超級のプランでは、上記の3社が最もおすすめとなります。
一応、他社のプランも確認しておきたいという方は、下の記事もぜひ参照してみてください。
最後に一つ聞いてもいいですか?
何だい?
このまま終わるのはワイモバイルさんがかわいそうすぎる気がして。。
ワイモバイル会員って、ヤフーショッピングとかでポイントがかなり優遇されたりしませんでしたっけ?
それで元が取れちゃうこともあるって聞いたんですけど。
ああ、それね。
かなり前の話だよ。
たしかに以前は、ワイモバイルやソフトバンクユーザーは、ヤフーショッピングでポイントアップ率が大幅にアップする特典がありました。
当時は私もワイモバイルを使っていて、その恩恵をかなり受けました。
しかし、それも昔の話。
その制度は改悪、というか、廃止されています。
そうでしたか・・・。
あ、そういやワイモバにも一つだけいいところあったわ。
それは、使い切らなかったデータ量を翌月に自動で繰り越してくれる「データくりこし」というサービスです。
データを使い切らない場合は必ず余るわけなので、これは嬉しいサービスです。
ちなみに、Rakuten最強プランや日本通信SIM、ahamoのどこもデータの繰り越しはやっていません。
ただ、
「繰り越せるのは翌月まで」
「繰り越し上限5GB」
というちょっとケチくさい条件が付いています。
いずれにせよ、「データくりこし」ごときでワイモバイルを勧める理由にはなりません。
結論、「やっぱりワイモバイルはお勧めしない」です^^;
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