Pixel8シリーズの予約受付が開始されましたが、購入を迷われている方も多いかと思います。
今回は、Pixel8「Pro」のほうに焦点を当て、Pixel7 Proユーザーの私が買い替えを決めたポイントを厳選してお伝えします。
これまで、Pixel3a, Pixel4a, Pixel6Pro, Pixel7Proと毎年Pixelシリーズを買い替えてきた私が本音でお話しさせてもらいますのでぜひご参考にしていただければ嬉しいです^^
また、なぜ、Pixel8ではなく、Pixel8 Proを選んだかについても適宜触れますので、Pixel8とPixel8Proで悩んでいらっしゃる方のご参考にもなるかと思います。
図解たっぷりでわかりやすくお伝えしますので、ぜひ最後までご覧ください!
Pixel8Proへの乗り換えの決め手となったポイント4選!
Pixel7ProからPixel8Proへの進化点はたくさんありますが、今回は、私が乗り換えに値すると強く感じたポイントを4つ厳選してご紹介します!
決め手その1 原点回帰キター!!エッジラウンド液晶ディスプレイは廃止でフラット液晶ディスプレイが採用される
私がメリットの1発目に挙げるのは、なんといってもこれです!
Pixel6 Pro以降、Proシリーズに脈々と受け継がれてきた、エッジラウンドディスプレイがついに廃止され、フラットディスプレイに変更されます。これはめちゃくちゃ嬉しいですね。
私はエッジ部分のなめらかな触感は結構好きでしたけど・・・。何がそんなに嬉しいんですか?
俺からすりゃあんなもん、デメリットでしかなかったわ・・・。
ご存知、エッジラウンドディスプレイとは、サイドがまっすぐではなく、丸く曲がっているディスプレイのことです。
サムスンがあのGalaxyシリーズで数年前から採用したのが最初ですが、まさかGoogleまでもがこれを採用したのには当時かなり衝撃的でした。もちろん悪い意味で。
だって・・・こんなにデメリットがあるんですもん。。
- 誤操作の原因になりがち
- 表示も当然ゆがむ(曲がる)
- 適合する液晶保護フィルムを探すのに苦労する
- 保護ケースと保護フィルムが干渉しやすい(はがれやすい)
「Pro」という名の上位モデルを選んだ人にもれなくついてくる4大特典です。
・・・・罰ゲームなの?
よく、表示面積が増えるのがメリットであるかのようにも言われていますが、そもそも、画面ゆがめてまで広く表示したいだなんて思いません。
フラットディスプレイへの回帰。大歓迎です!!
決め手その2 超広角カメラが大幅に性能アップ!
メインカメラをミラーレス一眼からPixelに移行した私としては、買い替えの決め手は当然カメラ性能の向上です。
公式発表されるまでは、様々な情報が錯綜しており、私も先日こんなポストをしてました。
はい、夢でしたw
まず、超広角カメラが大幅性能アップです!
Pixel7 Proとの大きな違いはこうです↓
ご覧のとおり、画素数やF値が向上しています。
いきなり水を差すようであれですが・・・画素数については、正直、個人的にはあまり重視していません。
スマホの小さな画面で写真を見る分には1,200万画素も4,800万画素も大差ないですし、大きく引き伸ばして印刷することもないからです。
なにより、画素数のアップには画質低下のリスクが伴います。
というのも、仮に同じイメージセンサーのまま画素数をアップさせた場合、1画素あたりで受け取れる光量が減ってしまうんです。結果、低照度ノイズが出やすくなってしまう。
だったら、高画素化なんてしなくて結構。そういう理屈です。
ですが今回は、イメージセンサー自体が刷新され、さらにセンサーサイズも大型化(実際のサイズは不明)されたようなので話は別。さらにF値も1.95と、1/3段ほど明るくなりましたから、画質は確実に向上するはずです。
「せめてあともうちょっと画質が良かったらいいのにな・・・。」
Pixel8Proはそんな悩みをバシっと解決してくれるに違いありません!
一方、視野角はPixel7Proよりも0.3°狭くなっています。が、これは誤差の範囲といえるレベルなので、特に気にする必要はないでしょう。
なお、超広角カメラの性能向上はPixel8 Proのみで、Pixel8については従来と大きな違いはありません。
メリットその3 広角カメラ(メインカメラ)もセンサー刷新で高画質化!
進化するのは超広角カメラだけではありません。広角カメラもちゃんと進化します。
ただ、残念ながら、イメージセンサーのサイズは据え置き(1.31インチ)のようです。
以前の記事で、誤ったリーク情報を元に期待を煽って(あおって)しまい、申し訳ありませんでした!!!
しかし、Pixel8 Proの製品ページには、「アップグレードされた大型メインセンサー」と明記されています↓
センサーサイズや画素数こそ変わっていませんが、センサーの刷新は実現しています。
また、F値も、超広角カメラ同様、約1/3段明るくなっています。
ということで、広角カメラも間違いなく画質は向上していることでしょう。
広角カメラはもっとも頻繁に使うメインカメラでもあるので、画質の向上は嬉しい限りです。
ただ、「1.12の大型のセンサーに刷新されるかも」という噂に期待が膨らみすぎていたこともあり、個人的には落胆も大きかったですが・・・。
「センサーサイズ変わらないなら、買い替えはない」と言ってませんでした?
(よく覚えてんなこいつ・・・)
もともと私は、「メインカメラ(広角カメラ)のイメージセンサー大型化の噂が本当ならPixel8 Proに乗り換える。そうでないなら乗り換えない」つもりでした。
残念ながら、センサーサイズの大型化は叶いませんでしたが、新センサーに変わったことで、今まで以上に綺麗に撮れることは間違いないでしょうし、F値も明るくなったわけなので、今回はまぁ良しとしようと思いました。
なお、広角カメラの性能は、Pixel8とPixel8Proとで違いはないようです。
決め手その4 これこそ最大の決め手!音声消しゴムマジックをナメるな!
Pixel7Proユーザーとして、Pixel8Proに買い替える上で最大の決め手となったといっても過言ではないのが、この「音声消しゴムマジック」です。
いやー、Googleの本気を見せつけられましたね。これは本当にヤバい。
私はこれがいかに強烈でとんでもない機能であるか2時間くらいかけて語り尽くしたいくらいです。
ちなみにこの機能はPixel8 Proだけでなく、Pixel8にも搭載されています。
このCMのミーハーでポップな印象とは裏腹に、相当ヤバい機能です。
さっきから「ヤバい」しか言ってませんね・・・
ああ。自分の語彙力のなさを嘆いてるところだ。
せっかくですので、他のサンプル動画もご覧ください。
動画撮影中の女性が、家のすぐそばのうるさい工事のノイズをワンタッチで消しています。
音声消しゴムマジック機能では、最初に動画内の音の要素を自動で分析して、その動画に応じた削除候補を上げてくれます。
おっしゃってる意味がよくわかりません。
下の動画をちょっと見てみて。
つまり、こういうことです↓
「ご主人様、この動画には『音楽』『周囲の人』『ノイズ』という3種類の音が録音されております。どれを消されますか?」
動画ごとに削除候補となる要素をピックアップしてくれて、そこから削除したい音を自分で選ぶことができるわけです。
なので、
「音楽の音だけ残して、周囲の声や車のノイズを消したい」
というニーズを満たすことはもちろん、
「他に使いたいBGMがあるので、音楽と周囲の声だけ残して、音楽のみを消したい」
といったニーズも満たすことができるわけです。
さらに、動画によって、ピックアップされる要素が変化します。
たとえば、上の動画では、
『音楽』『周囲の人』『ノイズ』
の3種類の音が検出されました。
一方、最初のフワちゃんの動画では、
『声』『自然』『ノイズ』
と異なる要素の音が検出されていました。
要は、その動画の環境に合わせて要素を検出してくれているわけです。
めっちゃおりこうさんですね!
おかげでユーザーはむずかしい操作を一切しなくて済む。
動画撮影や編集をされる方ほど、この機能の凄さを実感されるのではないかと思います。
特に私が悩まさてきたのが『風切り音』です。
そうです、お馴染み、声をかき消すほど主張してくる「ゴォー」「バホバホ」いう耳障りなノイズのことです。
もちろん、風切り音はマイクにモフモフ(ウィンドジャマー)をつければ軽減することができます。
しかし、スマホで動画を撮るときって、いちいちそんな装備をつけて撮る人って稀(まれ)じゃないでしょうか?
スマホはだいたいそのままで撮る人のほうが多いんじゃないでしょうか。
私は、高価な音声編集ソフトまで買って、風切り音の除去を試みた口でした。結果、(うまく使いこなせず)風切り音は多少軽減できたものの、残したい音声がガッツリ劣化してしまい、使い物にならなかったという苦い経験もしています。
それだけに、音声消しゴムマジックの「手軽かつ強力」な音声処理性能にはただただ驚くばかりです。
今後、Pixel8シリーズをマイク代わりに使う映像のプロが出てきてもおかしくないかも知れませんね。
Googleは長年AIの研究に力を入れてきましたが、そのGoogleが自ら、Pixel8シリーズに「AIスマホ」というたいそうな肩書きをつけたこともうなずけます!
ところで、この機能ですけど、過去に撮った動画の音声を編集することもできるんでしょうか?
ひょっとしたらできるかもね。
実機が届いたら試してみたいと思います^^
まとめ
以上の4点が、私がPixel7ProからPixel8Proに乗り換える決め手となった点となります。
あれ?乗り換えの決め手になったのは4つだけですか?
個人的にポイントが高かったのが以上の4点だけど、本当の意味で決め手になったのは、「超広角カメラの高画質化」と「音声消しゴムマジックの搭載」の2点かな。
上でも述べましたが、もともと私は、「メインカメラ(広角カメラ)のイメージセンサー大型化の噂が本当ならPixel8 Proに乗り換える。そうでないなら乗り換えない」予定でした。
しかし、もう一つの希望であった、超広角カメラの高画質化は実現されたということと、音声消しゴムマジックの威力の凄さに圧倒され、私としては買い替えるに十分値するという判断に至りました。
とはいえ、超広角カメラはあまり使わない、動画は撮らない、というPixel7 Proユーザーにとっては、Pixel8 Proに乗り換えるメリットはあまりないかも知れませんね。
え、Pixel8 Proにはもっともっとたくさんの新機能があるって聞きましたけど?
人によっては、他の新機能のほうに魅力を感じるんじゃないんでしょうか?
そうだね。
実は今回の記事には続きがあるんだ。ということで次回予告させてもらいますw
【次回予告】Pixel8Proの「本当に使える新機能」と「おもしろ枠の新機能」(仮)
次回の記事では、Pixel8 Proの羨ましい機能と、あまり羨ましくない機能について、「Pixel8Proを購入した元Pixel7Proユーザー」として、忖度0%、正直100%で意見を述べる予定です。
購入を迷われている方の背中を押したり引っ張ったり(笑)させていただきたいと思いますw
お楽しみに!
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