もう迷わない!α7III/α7RIII/α9の「小指がかからない問題」対策アイテム5製品を徹底比較!

小指がかからないアイキャッチ画像

こんにちは。元量販店カメラ担当のふわくです。
α7III、α7R3、α9シリーズをお使いの方で、

  • グリップが握りにくい
  • 小指があまる

という問題でお悩みのかたは多いのではないでしょうか。
実はふわくにとってもα7IIIの不満点No.1はまさにこれでした。

店頭でちょっと触った感じだと全く気にならなかったんですが、
やっぱり実際使い始めたら気になりますね。

カメラの底に小指を添えれば問題ないという意見もあるので、ふわくも真似してみたのですが、
しばらく構えていたら小指が赤く炎症になりかけてしまいました。。

また、しっかり握れないので、カメラがかなり重く感じられます。
フルサイズミラーレスとしてはダントツに軽量コンパクトなカメラなのに。。

ふわくと同じような不満の声が多かったためか、SONYからGP-X1EMという小指かけ専用の純正オプションパーツがリリースされています。
実は他にもグリップを拡張するプレートが各社から販売されており、今回は全5製品を比較検討してみました。
で、まず先に結論を言います。

優勝はINPON クイックリリースプレート小指掛け専用です!

ひとまず検討した順にレビューをお届けいたします。
目次を付けましたので、気になる製品の紹介だけでもご覧ください♪

ちなみに・・・
実際に購入したのは最後まで候補に残ったRRSと、RRS使用後に見つけたINPONの2製品のみですが、他の製品もしっかりとリサーチしましたので、きっとお役に立てるかと思います。

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目次

SONY純正のグリップエクステンションの握りやすさはナンバー1!だけど・・・

まず最初に検討したのはやはり純正パーツであるGP-X1EMでした。

GP-1EM

GP-X1EM|画像出典:SONY

数々のレビューを読む限りでも、握りやすさは上々、いや、最高のようです。
なるほど、たしかにグリップの形状ともピッタリ合っていて、高さもあるので、グリップの握りやすさは一目みるだけでも十分伝わってきます。
ふわくもつい欲しくなり、買いかけました・・・が、買いませんでした。

その理由は・・・

スラスリンガ

スラスリンガを弾く人

これに似ていたから。

というのはもちろん冗談だけど・・・。

バッテリー交換するたびにネジを緩める必要がある

そう、実はこれ、ネジを緩めてずらさないとバッテリー交換ができないんです。

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デジかめん レッド
まぁ俺はバッテリー1本しか使ってないから問題ないけどな。

たしかに予備バッテリーをつかわず、本体をUSB充電するだけの人には大したデメリットではないでしょう。
でも、ふわくのように、撮り終えたらひとまず充電済みの予備バッテリーと入れ替えるという人にとってはかなり面倒です。
都度はずすのは、ちょっと現実的ではないんですよね。

カメラが立たない

グリップの下だけが盛り上がっている形状なので、当然カメラが自立できなくなります。

GP-1EM with A9

GP-X1EM|画像出典:SONY

取り付けるとこんな状態になります。
つまり、カメラを置くときはレンズを上にして寝かせる必要があるわけです。

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デジかめん レッド
するってぇと、あれかい?
カメラを置くだけでレンズにホコリが舞うってのかい?
なぜに江戸っ子。。
すぐにホコリが舞うってことはないだろうけど、精神衛生上あまりよろしくないよね。
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ふわく

使い終わったらレンズにキャップをしてしまえばいいのですが、
仰向け状態で置かれている姿というのは・・・なんだかちょっと切ない。

三脚穴がふさがる

三脚穴に取り付けて使うタイプなので、これを外さないと三脚に取り付けることができません。

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デジかめん レッド
頻繁に三脚を使う人間にはちとキツいな。

欠点を考慮するとコスパは微妙

はっきり言って、握りやすさは折り紙付きです。
ネット上には「もっと早く買っとけばよかった!」という声が多いです。
当然ですが、カメラのグリップ形状にピッタリ合っていますし、厚みも十分ありますので。
さらに、皮(ゴム)もついているので滑り止めにもなります。

しかし、そのままでバッテリー交換ができなかったり、カメラを普通に立てておけないというのはいかがなものでしょうか。
ただ、良くいえば無駄がない形状なので、軽量であるという点は評価すべきかな、という気はします。
なお、現在の実売価格は9千円前後
これを安いと見るか、高いと見るかですが、その後、代わりの製品があることを知ったので、ふわく的には見送りです。

ただ、良くも悪くも無駄がない形状なので、重量は73グラムとかなり軽いので、「とにかく握りやすけりゃええなが」という人なら損はしないはずです。

つけたままバッテリー交換もできるSmallRig 2122

他にいいのがないか探していたときに見つけたのがSmallRig 2122です。

SmarllRig 2122

SmallRig Sony A7III/A7M3/A7RIII/A9用Lブラケット 2122 | 画像出典:SmallRig

厚み(高さ)が十分(約20mm)なので、小指があまることはありません。
さらに、プレートの取り外しをしなくてもバッテリーの出し入れができる点もポイントが高いです。
これも三脚穴に取り付けますが、プレート自体にも別途三脚穴がありますから、つけたまま三脚に取り付けできます
また、L字プレートもセットになっているため、マイクやストロボ他、様々なアクセサリを取り付けたり、カメラを縦にしたまま三脚にセットすることができるスグレモノです。

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デジかめん レッド
でも俺にはL字プレートは必要ないかな。重くなるし。
L字プレートははずして使うこともできるよ。
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ふわく

ふわくも、目的はあくまでグリップ感の向上なので、L字プレートは使いません。
あと、価格ですが、約7千円と、GP-X1EMと大差ありません。

また、GP-X1EMと違って、カメラがまっすぐ立ちます
これはかなりポイント高いです。

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デジかめん レッド
GP-X1EMの欠点をことごとく潰してるな。
でも、問題もあるんだ。
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ふわく

グリップ部分が少し飛び出ていて違和感あり

言葉で説明するよりも写真を見ていただいたほうがわかりやすいと思います。
こちらの写真をあらためてご覧ください。

SmarllRig 2122

SmallRig Sony A7III/A7M3/A7RIII/A9用Lブラケット 2122 | 画像出典:SmallRig

実際のグリップよりも外側に飛び出ていてフィット感がいまいちです。

バッテリの取り外しがカンタンにできるのはいいが・・・

プレートを取り付けたまま、バッテリ部分の取り外しができるのは便利なのですが、
下から見ると、空洞になっていて不格好なのもマイナスポイントです。

ただ、底面は普段は目につかないところなので、人によっては気にならない部分かと思いますので、大きな問題ではないかも知れません。

smallrig2122底面

SmallRig Sony A7III/A7M3/A7RIII/A9用Lブラケット 2122 | 画像出典:SmallRig

ロゴが目立つ、ネジ穴が目立つ

プレート正面右側にSmallrigのロゴが。
カメラのロゴはSONYロゴと型番ログだけで十分でしょ。。
Smallrigにステータス性も特にないのでなおさら必要ありません。

smallrig2122ロゴ

SmallRig Sony A7III/A7M3/A7RIII/A9用Lブラケット 2122 | 画像出典:SmallRig

また、前面にネジ穴が空いているのがなんかかっこ悪い
ここにもアタッチメントが付けられるようになっているのですが、
付けない人にとってはただの穴なんですよねぇ。。

泣く子も黙るRRS!これこそが大本命! のはずだった・・・。

もっと無駄のないデザインがいいな、ということで、次に白羽の矢が立ったのはRRSのプレートです。
結論から言うと・・・

一目惚れして即買いしました。

RRS(L字ブラケットあり)

RRS SONY ALPHA A7R III QUICK RELEASE PLATES | 画像出典:RRS

Smallrig同様、底面が水平なので、付けた状態でもカメラが直立します。
そして、Smallrigと異なり、グリップはカメラ側と同じ形状になっており、抜群のフィット感で、見た目にも美しいです。

ふわくはL字プレートを使わないので、ベースプレート(下につけるプレート)のみ購入しました。

RRS

また、バッテリー室のカバーを外してプレート側に取り付けができるため、空洞感がなくかっこいい
見た目は大事ですよね。

バッテリー蓋
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ついに完璧な製品が見つかったということか。
いや、実は・・・
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ふわく

小指はグリップにかかるんですが、いまいちしっくり来ないんです。
というのも、高さが12mmしかないので、小指がかろうじてかかる感じで、ちょっと心もとないんです。
手のひらの腹の部分も少しかからないと、がっちり握ることができないんだなと、感じました。
元々買った目的が小指あまりを解消してバツグンのグリップ感を得るためだったため、
ちょっと期待はずれでした。

プレートの重量はそこまで重くないのに、カメラ全体が重く感じる理由もここにありそうです。
また、Smallrig同様、ロゴが前面についているんですが、個人的にはやっぱりいらないです。

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デジかめん レッド
みんなロゴ付ける好きなんだなぁ。

でもレンズの下に隠れて比較的目立たないので、Smallrigと比較するとだいぶマシです。

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デジかめん レッド
俺は好きだけどな。RRSのロゴ。ちょっとかっこいいし。
まぁこの辺は人によって意見がわかれるかもね。
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ふわく

さて、購入したことをやや後悔しながらググっていたら、
「これは!?」というものをついに見つけてしまいました。

価格とデザイン、機能性において全てにおいてパーフェクト!!なINPON

そう、こちらが今回の王者、INPONさんです。
ほらね、見た目もかっこいいでしょ!

INPON クイックリリースプレート
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デジかめん レッド
インポン?ふざけた名前だな。
名前はともかく、すごくいいの、これ。
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ふわく

INPON クイックリリースプレート アルカスイス互換 1/4″ネジ付 Sony α7III/α7RIII/α9 小指掛け専用

製品名に「小指掛け専用」とあります。
ガンダムのシャア専用みたいでかっこいいですよね。
ガンダムほとんど知らんけど。

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デジかめん レッド
知らねーのかよ!

ということで、INPON小指掛け専用の魅力を順にお伝えします!

そのままバッテリー交換OK。蓋のつけかえで見た目も美しく

そのままバッテリー交換できるのはもちろん、RRS同様、本体のフタをプレート側に付け替えるタイプなので、見た目も自然でキレイなのも特徴です。
ちなみに、フタの着脱はめちゃカンタンなのでご安心を。

INPON クイックリリースプレート

また、三脚穴ももちろん付いています
プレート自体がアルカスイス互換となっているので、アルカスイス互換の雲台をお使いの方には不要かも知れませんが、アルカスイス互換の三脚を使っていない人にとっては、三脚穴は必須ですね。

ロゴなしという潔さ

ようやっとロゴなしに巡り会えました。

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デジかめん レッド
インポンなんてロゴ、恥ずかしすぎるもんな。
いますぐINPONさんに謝れ。
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ふわく

また、Smallrigのように前面にネジ穴も空いていませんので、
デザインも損なわれず最高です。

サイドにも三脚穴がついている

INPON クイックリリースプレート

Smallrigだと、標準でL字ブラケットがついていて、RRSもL字ブラケットがセットになったパッケージもあります。
L字ブラケットを使うことで、カメラを縦位置のまま三脚に取り付けることができたり、
動画用の外部マイクなどのアクセサリを取り付けることができます。

じゃあL字ブラケットが付属しないINPONはどうなのかというと、プレートのサイドに三脚穴がついているので、L字ブラケットがなくても三脚に縦設置できますし、アクセサリも取り付けOKなんです。
L字ブラケットを付けると、当然その分重くなりますが、INPONならその心配もないわけです。
しかもサイドなので、穴が目立ちにくいというのもポイント高いです。

価格がとにかく安い

さて、気になるお値段ですが、
今回ご紹介した製品の中ではダントツナンバーワンの安さです。

なのに作りも良く、安っぽさはまるで感じられません。

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デジかめん レッド
なんかいいとこだらけってのが逆に怪しいな。欠点はないの?
ある
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ふわく
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デジかめん レッド
あるのか。。
ズバリ、付属の六角レンチが黒じゃないのが欠点。
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ふわく

こんな感じに、六角レンチをプレート本体に収納できるのは便利なのですが、
プレートの色が黒ということもあり、結構目立ちます。

INPON クイックリリースプレート

どうしても気になる人は、設定は黒色の六角レンチを100均かホームセンターでゲットされることをオススメします。

グリップの高さもあるので握りやすい。

グリップ部分の厚みは21mmもあるので、しっかり握れます。

INPON クイックリリースプレート

指は太いほうですが、しっかり小指がかかっています。

また、Smallrigと違って、カメラのグリップと同じ曲線を描いているため、握ったときの違和感もありません。

INPON クイックリリースプレート

底面がまっすぐでないため、カメラを置くと傾きます。
でも一応ちゃんと立ってます↓

あ、間違えた。
こっち↓

INPON クイックリリースプレート

しかし、実はこの傾きこそが、逆に素晴らしいメリットをもたらすことになるのです。
そうです、あのPeakdesignのハンドストラップとの相性がサイコーなんです。
どうサイコーなのか、近日、レビューさせてもらいますのでご期待ください。

INPON クイックリリースプレート アルカスイス互換 1/4″ネジ付 Sony α7III/α7RIII/α9 小指掛け専用

番外編:TORII KOUBOU Α7III EVER-READY CASE

さて、最後にご紹介するのはこの製品です。
ちょっと毛色(けいろ)の異なる製品なので、番外としました。

TORII KOUBOUケース

α7III用にカッコいい本革(ほんがわ)のカバーはないかなぁ、と探していたときに見つけた製品です。
うん、デザインは悪くない。グリップも良さそう。ということで興味津々。
で、お値段は、なんと24,800円!

高い!高すぎる。
たしかにデザインは悪くない。
傷や汚れからボディを守ってくれるんだし、これから長く使うことを考えれば、、

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ふわく
あれ!?
どうした?
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デジかめん レッド

24,800円って、グリップ含まない価格じゃん。
グリップ部が別売りで19,800円ってあんた、合計でいくらだよ!

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デジかめん レッド
44,600円だね。
無理
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ふわく

ケースのデザインも惚れ込むほどというわけではなかったので、あっさりと諦めがつきましたとさ。おしまい。

ということでまとめます。

まとめ 名前がダサいINPON先生だが、モノは最高。

各製品、良し悪しがありますが、総合点でINPONに軍配が上がりました。
INPONは最強の小指かけ専用グリップです。

これ買っておけば間違いありません。
元量販店カメラ担当のふわくが、自信をもってオススメする一品です。

以上、α7IIIの握りにくいグリップ対策:5つの製品を徹底比較!でした。

p.s. INPON先生に張り革をしたらめちゃくちゃカッコよくなりました。

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