iPhone15シリーズが発表されましたが、我らがPixel8シリーズもいよいよ来月発表見込み!
Pixelシリーズを5台使用してきた生粋のPixelファンであり、現Pixel7 Proユーザーのわたし。
Pixel8 Proの仕上がり次第では、今回はスルーする予定でしたが、結局買うことになりそうです。
どうしてですか?
カメラ性能が飛躍的にアップしたからだよ。
今回の記事の内容はあくまでリーク情報につき、確定した内容ではありません。
しかし、信頼度の高い情報筋からの情報であるということや、これまで繰り返しリークされてきた情報との共通性の高さから、ほぼ確定した情報ではないかと推測しています。
今回の記事は、Pixelシリーズの花形でもあるカメラ性能にのみフォーカスを当てた内容になります。
さぁ、いったいどう進化するのか!?
早速見ていきましょう!
10秒でわかる!Pixel7シリーズとPixel8シリーズのイメージセンサーの違い
これまでのリーク情報を元に、Pixel8シリーズのカメラのイメージセンサーと、Pixel7シリーズのものを比較してみました。
なお、私の独断で△、◯、◎を付けさせていただきました。
ご覧のとおり、Pixel8 Proでは、広角カメラ(メインカメラ)のセンサーと超広角カメラのセンサーが刷新され、
Pixel8では、広角カメラ(メインカメラ)のセンサーが刷新されています。
一方、(あとでも述べますが、)望遠や自撮り(フロントカメラ)についてはPixel7シリーズからの進化はありません。
【進化ポイント 広角カメラ(メインカメラ)編】1インチに迫るセンサーサイズ!画質が一気に向上!
ということで、Pixel8、Pixel8 Proともに、メインとなる広角カメラのイメージセンサーがみごと刷新されました。
従来の1/1.31インチから1/1.12インチへの進化です!面積にすると、約35%も大型化しています。
これには正直、かなり興奮しました。
というのも、Pixel7シリーズでは据え置かれたセンサーサイズアップが、Pixel8シリーズでついに刷新されたということ。
そして、そのサイズが1インチに迫らんばかりの1/1.12インチであるということ。
これだけでも私を興奮させるのには十分すぎます。Pixel8シリーズ実物を手にする前から勝利が見えています。
センサーサイズはカメラの画質を決定づけるものとして最も重要なものの一つです。
特に、室内での撮影や明るさが足りないシーンでは、センサーサイズの大きさがものを言います。
逆に言うと、大型センサーのミラーレス一眼と、小型センサーのスマホの画質の差は、薄暗い場所で顕著にあらわれます。
もちろん、明るい場所での撮影であっても画質の違いは明白です。
話の流れ的に、Pixel8シリーズはミラーレス一眼と同じくらいのセンサーサイズになるってことでしょうか?
いや。ミラーレス一眼と比較するとまだまだ小さいよ。
たとえば、ミラーレス一眼では最も小さい部類のセンサーであるマイクロフォーサーズでも、Pixel8シリーズのGN2センサーと比べると面積比で約2.3倍だからね。
そんなに違うんですか!
やっぱり画質ではミラーレス一眼には遠く及ばないんですね・・・。
と思うじゃん?でも、そんなに単純な話じゃないんだよ。
その辺の話は後半に譲るとして、とにかく35%もの大型化を実現したこの新しいGN2センサーがPixel8シリーズのメインカメラに搭載されたというのはかなりセンセーショナルな出来事なのです。だって、スマホカメラの画質がグググッっと一気に向上するわけですからね。「やっぱしょせんスマホだよな」といった画質面での不満が激減する可能性があるのです!
欲を言えば、「せこせこしないで1インチにしてくれや。。」なんですが、まぁ、ここまで頑張ってくれのでひとまず良しとしますw
GN2センサーそのものの特徴について述べたサムスンのサイトもあるので興味のある方はご覧になってみてください。
【進化ポイント 超広角カメラ編】Pixel8 Proで超広角カメラの画質が大幅向上!
さきほどの表をもう一度ご覧ください。
Pixel8 Proでは、なんと待望の超広角カメラのセンサーの刷新が盛り込まれる見込みです。
広角カメラと比較し、画質面で大きく見劣りしていた超広角カメラ。そこにようやくメスが入る格好となったわけです。
Pixel8のほうは従来のセンサーのままなんですね。
残念ながらそうだね。
「性能・画質が向上した全く新しい超広角カメラを使いたい人はProを買いなはれ」
これがGoogleからのメッセージということだろうね。
ところで、Pixel8Proの超広角カメラは「◎」ではなく「◯」なんですね。どうしてですか?
いい質問するなぁ。
今回、超広角カメラに採用されるといわれているイメージセンサー(SONYのIMX787)のサイズは1/1.73インチしかないんです。このサイズの小ささゆえ、「◎」ではなく「◯」にしました。
広角レンズと比較しちゃうとむしろ「△」がふさわしいのでは?という声すらあると思います。
ですが、悲願でもあった超広角カメラの進化が実現したということもあり、Googleへの称賛の意味で「◯」にしています。
超広角カメラは1/1.73インチなんですねー。
そうね。
でも、Pixel7, Pixel7Pro, Pixel8のIMX386はというセンサーは、1/2.86インチしかないから、かなりのサイズアップなんだよ。
そう聞くと、今までの超広角カメラの画質ってどんだけひどかったの??という気になる方もいらっしゃるでしょう。
実際、広角カメラと比べると解像感も低く、ノイズが乗りやすかったのでお世辞にもいい画質とは言えませんでした。
とはいえ、超広角カメラを使うシーンというのは、たいていは屋外の明るい場所と相場が決まっている(そうなのか?)ので、広角カメラほどにはアラが見えづらかったとも言えるわけです。
私は室内だろうと、薄暗い場所だろうと超広角カメラをバンバン使う派なので、画質に対してはかなり不満がありました。
それが今回、大幅に改善されるとなれば、そりゃもうPixel8 Proを買うしかないじゃないですか。
でも1/1.73インチなんですよねー?
まだ多くのスマホのメインカメラ(広角カメラ)でも使われているセンサーだということを考えると、サブの超広角でこのセンサーが使えるようになるというのはかなりありがたいと思わない?
また、ズーム比率はPixel7 Proや、Pixel8と比較しても小さい値になっています。
つまり、より広く撮れるようになるということです。Pixel8 Proではさらに迫力のある超広角が楽しめることが期待できます!
望遠カメラは進化なし。でも最初から期待してなかったので落胆は少ないw
望遠カメラについても少しだけ触れさせてください。
先程も述べたとおり、望遠カメラについては性能据え置きです。
望遠カメラはProにのみ搭載されている機能で、従来のデジタルズームではなく、光学ズームを搭載しているのが特徴です。
Pixel6 Proでは光学4倍、Pixel7 Proではちょっと進化して光学5倍。Googleはあいも変わらず、PixelシリーズのProの差別化ポイントとして「望遠カメラ搭載」をうたったわけです。
しかし!
この望遠カメラ、元々一眼レフやミラーレス一眼で望遠レンズを楽しんでいた身としては、お世辞にも「使えるレベル」とは言い難いものでした。
というか、控えめに言って「ゴ◯」ですわ。
「◯ミ」ですか!?
メインカメラのようなボケを生み出せるわけでもなければ、画質もそこまでよろしくない。
かなり辛辣(しんらつ)な意見と思われるかも知れませんが、一眼レフやミラーレス一眼で大口径望遠レンズなんかを一度でも体験したことがある人なら全員頷(うなず)くはずです。
あえていえば、Pixelシリーズの望遠カメラはまだ作品撮り用というよりは、記録(メモ)用といった印象です。
もちろんこれは、Pixel6 ProとPixel7 Proを続けて使ってきた私だからこそ言える本音です。
冒頭で、Pixel8 Proをスルーしようと思っていたと述べました。
もしPixel8 Proがまた望遠カメラが搭載されていることをPixel8との差別化ポイントとしてドヤってきても、絶対にProは買うまいと思っていたわけです。
ところが、蓋を開けてみると、望遠カメラには一切手つかずだったわけです。ある意味ほっとしました。
望遠カメラの高画質化や広角カメラを超えるとろけるようなボケを実現できるようになるのは、まだ当分先だと思っているので、これでいいんです。
どうせ望遠カメラには期待していなかったので、正直、痛くも痒くもないです。はい。
Googleさーん!Pixelユーザーさんが諦めモードになっちゃってますよー!もっと頑張ってー><
自撮りカメラ(インカメラ)も進化の気配なし
自撮りカメラはPixel7シリーズ、Pixel8シリーズすべて共通です。(実はPixel6シリーズも同じセンサー)
ということで、進化の気配すらありません。
自撮りカメラ(インカメラ)については、個人的にはどうでもいいといいますか、あまり自撮りをする機会がないため、興味なしです。
Google自身も完全に性能据え置きでやってきましたのであまりやる気はなさそうですね。
もちろん、自撮りカメラも性能が良いに越したことはありませんが、余計なところに力を入れて本体価格がつり上がってもあまり嬉しくないので、これについてはGoogleグッジョブという感じです^^;
ということで、頻繁に自撮りをする人にPixelシリーズはおすすめしません。
マクロモードが廃止されるってほんと!?
ちょっと横道に逸(そ)れますが、リーク情報によると、マクロモードは廃止される見込みであるとのことです。
ちなみにマクロモードとは、Pixel7 Proであらたに搭載されたモードで、カメラを近づけると自動で超近接撮影ができるというモードのことです。
以前、マクロモードのレビュー記事を書いたこともあります。
このマクロモードがPixel8シリーズでは廃止されるとのことです。リーク元の情報を見ても、その理由までは確認できませんでした。
ですので、マクロ撮影に重宝していたPixel7 Proユーザーは、Pixel8 Proへの乗り換えは慎重になったほうがいいかも知れません。
面白い機能なので、廃止は残念です。
とかなんとか言っちゃって、レビューして以来、一度もマクロモードは使ってないとか言ってましたよね?
あ、はい・・・。
とはいえ、マクロモードでなければ撮れないものというのも確かにあるでしょうから、やはり需要があるユーザーにとっては痛手(いたで)であることは間違いないでしょう。
Pixelのカメラがスマホ業界最高レベルである理由について
カメラのセンサーサイズだけで写真のクオリティが決まるのであれば、どのスマホを使っても大差ないはずです。
ですが今や、Pixelで撮った写真のクオリティは、あのiPhoneを含む、数あるハイエンドスマホの中でも頂点に位置すると言っても過言ではないでしょう。
先程、広角カメラについて述べたときに、ミラーレス一眼カメラのイメージセンサーのサイズの違いについて話をしました。
しょせんミラーレス一眼のセンサーサイズにはかなわない、というお話ですね?
うん。基本的に、イメージセンサーは大きいほうが写真の画質が向上し、さらには大きなボケも楽しめる。
逆に言うと、ミラーレス一眼よりも小さなセンサーを搭載すうスマホは画質が悪く、ボケも小さい。というのが常識「だった」。
今は違うんですか?
Pixelに関していえば、Googleが持てる最新鋭のソフトウェア技術で、イメージセンサーサイズのキャパを超えた表現力、低ノイズを実現しています。
特に、Pixel6シリーズからはGoogleオリジナルのチップセット「Tensor(テンソル)」を搭載したことで、さらに高性能な処理が行えるようになりました。もちろんこれはカメラ性能を飛躍的に高めることにも貢献しています。
たとえば、かつて一眼レフやミラーレス一眼の独壇場だった、自然で美しいボケも、スマホでは到底真似のできない領域でした。
小さなイメージセンサーや小さなレンズしか搭載していないスマホでは物理的にそもそも不可能だったんです。
しかし、Tensorチップを土台とした画像処理技術によって、かつての不可能を可能にしています。
それだけでなく、小さなイメージセンサーからは想像もできないくらいのノイズの少なさ。
私がたまに妄想することがあります。
もし既存のカメラメーカーがGoogleのテクノロジーを取り入れたら、とんでもないことになるのではないか、と。
でもそれはありえないことでしょう。
だって、カメラメーカーの稼ぎ口である数々の高価な交換レンズの存在意義がなくなってしまう可能性が十分にありでしょうからね。
おっと、話が脱線しました。
とにかく、Pixelのカメラの凄さは、Googleの圧倒的な技術力ゆえ実現しているということは紛れもない事実です。
ちなみに、TensorはPixel6シリーズで初めて採用され、その後、Pixel7シリーズで、第2世代Tensor(Tensor G2)が採用されました。
そして今度出るPixel8シリーズでは第3世代Tensor(Tensor G3)が採用される見込みです。
今回の記事では詳しくは触れませんが、Tensor G3ではカメラ性能以外にも、Pixel8シリーズの様々な機能向上、性能追加に貢献しています。
まとめ
「望遠カメラぐらいしか差別化ポイントがないなら、いっそProを見送ろう」
「カメラのイメージセンサーサイズが据え置きならPixel8シリーズ自体スルーしよう」
と最初は考えていました。
ところがですよ!まさかの超広角カメラと広角カメラの大幅性能アップという別のベクトルで攻めて来られた日にゃ、こちとら太刀打ちできません。
またしてもGoogleの戦略にまんまとやられちゃいましたね^^
ほんまそれ
カメラ性能を重視する人にとって、Pixel8シリーズ(特にPixel8 Pro)は間違いなく最適解の一つとなるでしょう。
iPhone15シリーズも発表されて大変悩ましいかと思いますが、私は今年もPixel推しです^^
最後に一つだけ聞いていいですか?
なんだい?
もし今回のリーク情報がデマで、実際には「広角レンズも超広角レンズもセンサーサイズ据え置き」だとしても買い替えますか?
絶対に買い替えません
新機能の搭載や、AI系機能を始めとするソフトウェア処理機能の向上も見込まれているようですが、そんなもんじゃ騙されませんよ。。
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