こんにちは。ふわくです。
今回はマイクロフォーサーズ用のちょっとマニアックなレンズ、
中国の「中一光学」というメーカーのSPEEDMASTER 25mm F0.95をご紹介します。
驚きのコストパフォーマンスなので、アナタのレンズ選びの選択肢を広げるきっかけになると確信しています。
[st-minihukidashi fontawesome=”” fontsize=”80″ fontweight=”” bgcolor=”#42A5F5″ color=”#fff” margin=”0 0 0 -9px”]この商品はこんな人にオススメ[/st-minihukidashi]
[st-cmemo fontawesome=”fa-user” iconcolor=”#42A5F5″ bgcolor=”#E3F2FD” color=”#000000″ iconsize=”200″]
- オリンパスやパナソニックのマイクロフォーサーズのカメラを持っている。
- 国内メーカーのレンズは高いので、他に安くていいレンズはないかと探している。
- でも安物買いの銭失いはしたくない。
- ボケの綺麗な明るい単焦点レンズがほしい。
- オールマイティーに使える標準域のレンズを探している。
- 軽量コンパクトこそマイクロフォーサーズシステムの魅力なんだから、重いレンズはごめんだ。
- オートフォーカスはなくても困らない。
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中華レンズを完全にナメてました。ごめんなさい。
SPEEDMASTER 25mm F0.95 撮影サンプル | 画像引用元:焦点工房 ONLINE STORE
最初は、
「中国メーカー?(ぷっ)」
くらいに思っていました。
だって、無理もありません。
レンズといえば、ニコンやキヤノン、ソニー、シグマ、タムロンといった歴史ある日本メーカーをはじめ、そしてツァイス、ライカなどの海外の一流メーカーでシェアがほとんど占められていていて、中国のレンズメーカーが存在することすら知らなかったわけですから。。
しかし、世の中にはまだまだ知らないものがあるのだなとあらためて痛感させられることになりました。
そのきっかけがこのSPEEDMASTER 25mm F0.95だったのです。
魅力その1:これぞ単焦点レンズ!ヌケの良さとボケの綺麗さはピカイチ
SPEEDMASTER 25mm F0.95は、その名の通り、なんと開放F値がF0.95なんです。
広角・標準域の単焦点レンズの高級レンズはF1.4(稀にF1.2)と相場が決まっていますが、
このレンズはそれをさらに超えてきています。
つまり、どういうことかというと、センサーの小さいマイクロフォーサーズのカメラでも、
カンタンにボケを楽しめるのです。
下の写真をご覧ください。
SPEEDMASTER 25mm F0.95 撮影サンプル | 画像引用元:焦点工房 ONLINE STORE
めちゃくちゃ綺麗にボケていますよね。
マイクロフォーサーズ用の25mmのレンズで撮った写真とは思えなくないですか?
ピント位置はキャンドルグラスですが、ここはクッキリハッキリしていますが、前後がしっかりボケていますので、
とても抜けのいい、ザ・単焦点といった描写だと思います。
光源の玉ボケがレモン型になっていますが、これも1段くらい絞ればほぼまんまるになりますのでご安心を。
魅力その2:とにかく小さくて軽い。これぞ最強のアドバンテージ。
画像引用元:焦点工房 ONLINE STORE、オリンパスイメージングのWebサイト
明るい大口径レンズ(F値が小さいレンズ)ほど、大きくて重いのが普通ですが、このレンズはとにかく軽量コンパクトなんです。
たとえば、下の表のように、同じマイクロフォーサーズ用の標準単焦点レンズである、オリンパスのM.ZUIKO DIGITAL ED 25mm F1.2 PROと比較しても、むしろ軽いのです。
この重量差はAF(オートフォーカス)があるかないかの違いが大きいと思います。
皆さんも経験があるかも知れませんが、カメラやレンズが重いと、持ち出すのがおっくうになり、「やっぱ今日はスマホでいいや」みたいになりがちです。
特に、マイクロフォーサーズの魅力はカメラもレンズも比較的小さいことにありますが、最近はやたらと大きく重いレンズが増えています。
せっかくカメラは軽いのに、レンズも同じくらい重いという。。
軽さは武器です。
わたしも過去に買ったレンズが重すぎて、使うのがイヤになり、買い替えた経験があります^^;
とはいえ、軽くて小さい、でも画質はイマイチ、だったらハッキリ言ってそんなレンズはいりません。
しかし、SPEEDMASTER 25mm F0.95は、重量級のレンズと比較しても光学性能や画質は一歩も引けを取りませんからこれほど嬉しいことはありません。
SPEEDMASTER 25mm F0.95 撮影サンプル | 画像引用元:焦点工房 ONLINE STORE
魅力その3:高級感あふれる金属筐体
あと、写真だと伝わりづらいかもしれないけど、金属製なんだよ。
10万円以上する高級レンズですらプラスチック製だったりするとガッカリしますが、
SPEEDMASTER 25mm F0.95は金属です。
小さくて軽いのに金属ってのがまたいいんですよね。
でもお高いんでしょう?
軽量コンパクトで金属製で画質も良いとくれば、気になるのは値段です。
結論から言うと、ネット最安値は5万円を切っています。
先程出てきた、オリンパスのM.ZUIKO DIGITAL ED 25mm F1.2 PROで軽く10万円超えですから、半値以下ということになります。
差額でもう一本レンズが買えてしまいますね(^^;
おまけ:SPEEDMASTER 25mm F0.95は動画で使っても楽しいレンズ
おまけと書きましたが、個人的にはメインの用途が動画撮影でした(笑)。
絞りを開けばとにかくボケるので動画で使うのも超たのしいですよ!
強烈なボケは何気ない日常を作品に仕上げてくれます。
小さいレンズなのに本当に頼もしいですよ。
ちなみに上の動画のピント合わせはMF(マニュアルフォーカス)です。
SPEEDMASTER 25mm F0.95はもともとMF(マニュアルフォーカス)レンズということもありますが、
子供のように動く被写体を動画で撮るときに、AF(オートフォーカス)だと、ピントが行ったり来たり迷ってしまうので、
そもそもAFで撮ることはないです。
わたしの場合、動く被写体だけでなく、動画全般は基本的にMFで撮ります。
意図したタイミングで意図した位置にピントをあわせることができるからです。
皆さんもこのレンズで一眼ならではのボケを活かした動画デビューしてみませんか?
完璧すぎるけど、欠点はないの?
このレンズもパーフェクトではありません。
[st-minihukidashi fontawesome=”” fontsize=”” fontweight=”” bgcolor=”#f44336″ color=”#fff” margin=”0 0 20px 0″]欠点その1:AF機能がついていない[/st-minihukidashi]
すでにお伝えしたとおり、一つは、AF(オートフォーカス)が使えない点です。
風景やポートレートではほとんど困りませんが、動体を追いかけるときはAFがないと厳しい場面もあります。
AF機能はついているに越したことはありません。
とはいえ、動きの速すぎる被写体の撮影ではやはりMF+置きピンが便利ですし、上でも書いたように、動画撮影では、逆にAFが使いづらいのでわたしはMFを活用しています。
[st-minihukidashi fontawesome=”” fontsize=”” fontweight=”” bgcolor=”#f44336″ color=”#fff” margin=”0 0 20px 0″]欠点その2:ブランド力が弱い(知名度が低い)[/st-minihukidashi]
もう一点は、有名ブランドと比べるとブランド力が弱い点でしょうか。
「そのレンズどこの?」と聞かれたときに「中一光学」と答えても、ほとんどの人は知らないと答えるでしょう^^;
なので、このレンズは「モノがよければブランドなんて関係ない」という、本物志向の人向けといえます。
あ、そういえば「光の魔道士」こと、プロカメラマンYouTuberのイルコさんも中一光学のレンズをたまに紹介されているので、カメラ好きのあなたならすでにご存じかも知れませんね。
まとめ | マイクロフォーサーズ用レンズはオリンパスやパナソニックだけじゃない
安くてコンパクトなレンズというのは、描写が甘かったり、収差がひどいものも多いのですが、SPEEDMASTER 25mm F0.95はその点も抜かりありません。
そして、マイクロフォーサーズのカメラはセンサーサイズが小さいため、美しいボケを楽しむには明るいレンズ(開放F値が小さいレンズ)が必須となります。
しかし、明るいレンズというのは往々にして、
- デカい
- 重い
- 値段が高い
と三拍子そろっているわけです。
日本のメーカーのレンズだけをみれば・・・ですが。
マイクロフォーサーズ用のレンズは、オリンパスやパナソニック、シグマだけではありません。
今回ご紹介した中一光学SPEEDMASTER 25mm F0.95もマイクロフォーサーズのミラーレス一眼オーナーの皆さんの強い味方となってくれるはずです。
AFがついていないのが唯一の欠点とも言えますが、どんな構図でも自由にピントあわせできるMFはミラーレス時代の今でも活躍しますよ。
実はこのレンズを購入してまもなく、金策のためにマイクロフォーサーズシステムごと手放すことになったから、ほとんど写真が残ってないの・・・。
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