こんにちは。元家電量販店パソコンフロアマネージャーのふわくです。
長らくKindle Paperwhite(第7世代,2015年発売)を使用してきましたが、このたび、新型Kindle Paperwhite 第11世代・・・ではなく、Kindle Oasis 第10世代に乗り換えました。
今回は、長年使った古いKindlePaperwhite 第7世代から乗り換えた理由と、Kindle Paperwhite 11世代やシグニチャーではなくOasisにした理由についてお話したいと思います。
古いKindleからの乗り換えをしようか迷っている方や、あらたにKindleを購入しようか迷っている方の参考になると思いますので、ぜひご覧ください^^
今回はちょっと熱く語っています。いつもより長くなってしまったので、久々に目次を付けさせていただきました。どうぞお好きなところからご覧ください♪
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乗り換えを検討したきっかけは・・・入院だった
つい先日、某感染症の症状が悪化して、10日間入院することになりました。
ところが、入院中はほとんどやることがなく、これがまぁびっくりするくらい暇で暇で。。
かといって、ブログを書くほどの気力・体力はないし、スマホでWebサイトやYoutube、ゲームをしても飽きてしまう。(これは自分でも意外でした^^;)
そんなときに最高の暇つぶしとなったのは読書。もちろん活躍したのはKindle Paperwhite 第7世代です。
久しぶりにガッツリとKindleと向き合ったわけですが、それによってKindle Papershite 第7世代 の欠点が目に付くようになり、新しいKindleへの乗り換えを検討するきっかけとなりました。
古いKindleへの不満点は2つ
不満点の1つめは、タッチの誤操作。
ページをめくるときに、ご操作でうっかり前のページに戻ってしまったり、つい画面に指が触れてしまい、意図せずページめくりしてしまったりしてしまうことがあるという点です。
ページをめくる方法として、スワイプする方法と左右の端をタップする方法がありますが、スワイプする際、慣れてくると、小ぶりにスワイプすることが多くなると思いますが、小ぶりすぎてタップになってしまい、意図するページとは逆方向に進んでしまうということもあったりもします。
デジかめんレッドが言うように、これは操作する側の問題とも言えますので、全然問題ないよって人もいるかも知れません。
問題は、もう1つの不満点。
それは、画面サイズが6インチと小さいこと。
私は自炊本(自分で裁断してスキャンした本)も読むんですが、一般的なKindle本と違って、文字サイズを変えられません。
自炊本には、字が小さすぎてちょっと読みづらいものもあり、長時間の読書が辛いと感じる場面もありました。
逆に、一般的なKindle本は、自由に文字サイズを変えることができますが、その場合でも、見やすいように文字サイズを大きくすると1ページあたりの情報量が少なくなるため、ページめくりの頻度が増えるのが少し煩わしいと感じました。
この不満を一気に解決してくれたのがKindle Oasisでした。
うたた寝派(?)にも最適!使ってみて、はじめてわかった「物理ボタン」の便利さ
Kindle Oasisの最大の特徴といえば、なんといってもコレ。そう、ページ送り用物理ボタンです。
なお、ページめくりボタンは上下2つ付いていて、デフォルト(工場出荷状態)だと、上がページ送りボタン、下がページ戻しボタンになっていますが、設定で入れ替えることもできます。このきめ細やかさは好感が持てます。
ちなみに私は、Kindleを低い位置で持つ派なので、下側のボタンをページ送りボタンに設定しています。
また、上下逆さにして持つと、自動で表示が回転するので、左利きの人も不自由なく使えます。うーむ、素晴らしい。。
さて、いざ使ってみると、これがまぁ便利なんです。
一方で、物理ボタンがないと、画面をスワイプしたり、タッチするときは指の動きはどうしても大きくなりがち。何より、物理ボタンがあれば、画面を触らずページ送りができるので、誤操作の心配もない。
これ、「Kindleあるある」なんじゃないでしょうか。私は何度も経験しています^^;
そうなんです。タッチスクリーンオフを有効にすることで、画面に触れても反応しなくなるのです。
物理ボタンでページめくりができるから、画面のタッチ機能は無効化してしまっても、読書ができるってわけです。これぞOasisの真骨頂(しんこっちょう)!
設定も非常に簡単で、読書中に3回タップするだけので、眠っちゃうかもしれないときはあらかじめ読書を始めると良いでしょうw
画面の広さ、色ムラのなさ、色調調節機能のすべてに感動
画面サイズは、旧Kindleが6インチ、Kindle Oasisが7インチです。
たったの1インチですが、実際はこれだけ違います。
ちなみに、Kindle Paperwhiteは長年、6インチのままサイズアップせず、最近発売された新型Kindle Paperwhite 第11世代でようやく6.8インチにサイズアップしました。
Kindle Oasis 第10世代 は7インチなので、それよりも大きいです。
デフォルトの文字サイズ(サイズ5)で、これだけ情報量が違います↓↓↓
さて、この段階で、私が旧Kindle Paperwhiteに感じていた不満点はすでに解消されてしまいました。
実は、今回、 Kindle Oasis 第10世代 に乗り換えた理由は、旧Kindleの欠点を補うためだけではなく、他にもたくさんの魅力があったからです。
その一つがこの色調調節機能でした。これはかなり画期的な機能です。
というのも、この機能によって、本物の本により近い感覚で読書が可能になったからです。
Kindle Paperwhiteを愛用されている方の多くは、E Inkの自然な風合いを気にいっていらっしゃるかと思いますが、この色調調節機能を使えば、よりいっそう自然な風合いを楽しむことができます。
ちなみに、この機能は、 Kindle Oasis 第10世代 で初めて搭載されたので、それ以前のKindle PaperwhiteやKindle Oasisには搭載されておらず、寒色系の1色表示のみでした。
それもそのはず、私がこれまで使っていたKindle Paperwhite(第7世代)は、フロントライトのLEDが4個しか搭載されいなかったのです。それに対して、 Kindle Oasis 第10世代 はなんと歴代のE Ink Kindleシリーズで最多の25個!そりゃ違うわけです。。
また、フロントライトの明るさ自動調節機能もついていて、これが結構優秀なんです。
スマホにも明るさ自動調節機能ってありますが、私はそっちはほとんど使っていません。
というのも、なかなか私の好みの明るさに調節してくれないからです。
ところが、 Kindle Oasis 第10世代 は、かなりいい感じに調節してくれます。読書専用デバイスということもあり、かなり慎重にチューニングされているのだと思います。さすがっす!
反応速度も高速
旧Kindleでも、ページめくりの速度なんかはそれほど気にならなかったんですが、一度 Kindle Oasis 第10世代 の速度を体験してしまったら、急にもっさりと感じられるようになりました。
旧Kindleでは、ワンテンポ遅れる感じなんですが、Oasisはほぼ瞬時。
でも、
でも速いに越したことはありませんし、ページめくりするときだけではなく、各メニューや設定をおこなうときなども速いので、全体的に快適になります。
Oasisを触らなけれあまり気にならなかったわけなので、買う気がない人は絶対に触ってはいけません。
実はKindle Paperwhiteよりも軽い!?
先程もご覧いただきましたが、画面サイズはかなり違います。
しかし、本体の縦は Kindle Oasis 第10世代 のほうが短いんです。
本体の面積自体は、 Kindle Oasis 第10世代 のほうが大きいんですが、実は、重量は旧Kindle Paperwhiteのほうが重いんです。
読書中は基本的に持ちっぱなしになるわけですが、カバーも付けたりなんかすると、この少しの差がかなり効いてきます。
さて、この重量差はどこから来るのかといえば、やはり、 Kindle Oasis 第10世代 の圧倒的な薄さでしょう。
最薄部の厚みはなんとたったの3.4ミリ!気持ちいいくらいに薄いです。旧Kindleもだいぶ軽量薄型だと思っていたんですが…。
グリップ部分は厚みがありますが、それでも旧Kindleよりは薄いです。ちなみにこの段差がグリップとなるため、片手での読書も可能となっています。
なんでも、人間工学に基づいたデザインらしいです。
面積はサイズアップしてるし、より高機能だし、っていう先入観から、Kindle Oasis 第10世代がこれほど軽いというのを、私はつい最近まで知りませんでした。
でもこの事実が最後の決め手となりました。
おまけ | Pixel 6 Proとのサイズも比較してみたよ♪w
ついでなので、Pixel 6Proと並べてみました。
Kindle Oasis 第10世代 が意外に小さいということがおわかりいただけるかと思います。
防水機能は、やっぱり風呂読みには便利だよね。
近年発売されたKindle Paperwhiteにも防水機能がありますが、Kindleシリーズに初めて防水機能が搭載されたのもKindle Oasisでしたね。
また、以前使っていたKindle Paperwhiteでは、うっかり水滴が画面につくとタッチが反応しないことがありしたが、Oasisなら物理ボタンが使えるので無敵です♪
Kindle Paperwhite(第11世代)やBOOXシリーズを選ばなかった理由
Kindle Oasis 第10世代 は、
- さらに画面が広い(7インチ)。Paperwhite第11世代は6.8インチ。
- ページ送りボタンが思った以上に快適。
- Kindle Paperwhite(第11世代)で初めて搭載された色調調節機能がすでに搭載済み。
- フロントライトのLEDの個数が25個もついている。Kindle Paperwhite(第11世代)は17個。
- フロントライトの明るさ自動調節機能がついている。Paperwhite第11世代はシグネイチャーエディションにしかついていない。
私は、ヤフオクで、状態の良い中古のKindle Oasis 第10世代(32GB/Wi-Fi/広告なしモデル)をプレミアムレザーケース付きで2万円台前半でゲットできました。
現行の Kindle Oasis 第10世代 をお得にゲットとしたいという方は、ヤフオクやメルカリなどで中古市場狙いを強くオススメします!
それに、私の場合は、オンライン書籍はAmazonでしか買わない、つまりKindle本しか読まないですから、Androidが搭載されている必要はないのです。
また、 BOOX LeafはOSが古い(Android10搭載)のも気になります。ハードウェアのスペックも特別高いわけでもないですし。
そんな理由で、 BOOX Leaf も候補からは外れました。
新Kindle Paperwhiteに負けているところはないの?
いい点ばかり挙げてきましたが、Kindle Paperwhite(第11世代) に負けていると思うのは、USB端子が、microUSBだという点です。
後発の Kindle Paperwhite(第11世代) はもちろんUSB-TypeCです。
ですが、個人的には正直あまり大きな問題とは思っていません。
私の使い方では、数週間に1回しか充電を必要としないので、特に不便を感じていないからです。
とはいえ、身のまわりでKindle以外にmicroUSBのデバイスはほとんど使っていないので、ケーブルを使いまわせないのが不便といえば不便かもしれませんね。
なので、もちろん、USB-TypeCであるに越したことはないです。
また、Kindle Paperwhite 第11世代 シグネイチャーエディション に搭載されているワイヤレス充電機能ですが、これもOasisには搭載されていません。
私もスマホでワイヤレス充電の便利さは十分享受(きょうじゅ)していますが、正直なところ、「E Ink Kindleでワイヤレス充電必要なくね?」と思っています。
あと、俺の場合は、PC経由でKindle本や自炊本を転送することが多いこともあって、結局USB接続するからやっぱワイヤレス充電必要ない、って感じ。
それは間違いないでしょう。
ということでワイヤレス充電機能の搭載を重視される人はKindle Paperwhite 第11世代 シグネイチャーエディション の検討も視野に入れるか、(いつ出るかわかりませんが)次期Oasis(?)の登場を待つのがよいでしょう。
まとめ | ちょっとの違いが、ケタ外れの満足感につながる
Kindleって、新製品が出ても、「思ったほど進化してないじゃん」って思うことありませんか?
容量や画面サイズ、デザイン、応答速度など、少しずつ変化はあるものの、劇的な進化がない。
そんなわけで私は7年前のモデルを使い続けてきたわけですが、同じ理由で古いKindleを使い続けていらっしゃる方も多いかと思います。
しかし、 Kindle Oasis 第10世代 や 最新のKindle Paperwhite 第11世代 では、ついに画面サイズが6インチから7インチ(Kindle Paperwhite 第11世代は6.8インチ)に大型化され、 さらに色調調節機能まで搭載されました。
それでいて、 Kindle Oasis 第10世代 の最大のメリットである物理ボタンによるページめくりも想像以上に快適だったし、明るさ自動調節機能がたいへん優秀。この明るさ自動調節機能はKindle Paperwhiteでは2万円クラスの Kindle Paperwhiteでは 第11世代 シグネイチャーエディション にしか搭載されていないんですよね。
そして、最後の決め手となったのは、実は「薄くて軽い」という点。Oasisは、横のベゼルの幅が広くなっているので、てっきり今まで使っていた旧Kindleより重くなっているはず、と思ったら、逆に20グラム近く軽いというには正直驚きました。それもそのはずで、非常に薄型化していているからなんですよね。
ちなみに、今まで使っていた旧Kindle Paperwhiteと、 Kindle Oasis 第10世代 それぞれにプレミアムレザーカバーを付けた状態だと、前者が340グラム、後者が305グラムと、さらに35グラムもの重量差が生じます。
Kindle Oasis 第10世代 は、元が薄いので、カバーを付けてもズッシリとしないところは高評価ポイントです。
さすがKindleシリーズのフラグシップということもあり、8GB/広告あり/Wi-Fiモデルが29,980円で最安、32GB/広告なし/Wi-Fiモデルは、34,980円と、なかなかの強気設定。確かに割高感は否めません。
しかし、こんなに薄型軽量なのに、2021年発売の最新のKindle Paperwhite 第11世代 に搭載されている機能はUSB-TypeC端子以外すべて搭載されていて、物理ボタンをはじめ、LEDの数、明るさ調節機能、アルミボディ、等々、細かな違いが、より上質な読書体験を得るのに非常に重要な要素となるのだということを身をもって体感した身からすると、「読書が好きなら黙って一番いいやつ買えばええがな」と言いたいですw
さきほども述べましたが、ヤフオクやメルカリなどで中古市場を漁れば、半値近くでゲットできる可能性もあるので、「諦(あきら)めないでー!」
という言葉で今回は、おしまいにしたいと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました♪
たしかに、順当にいけば、そろそろ新型が出てもいい頃合いです。
誰しも、現行モデル買った途端に新型が出てしまって、悲しい思いはしたくないですもんね。
ただ、もし新型が出たとしても、おそらく一番大きな変更点はUSB-TypeCの搭載なんじゃないかという気がします。
というのも、今回の記事で書かせていただいたとおり、 Kindle Oasis 第10世代 は現在、電子書籍デバイスとしてはかなり成熟していて、これ以上どう進化するの?という域に来ています。
事実、2021年に出た最新の Kindle Paperwhite 第11世代 を見ても、 Kindle Oasis 第10世代 に勝る部分は、価格とUSB-TypeCしかないわけなので。
なので、近々で、あっと驚くような機能が追加された新Oasisがすぐに出るとは思えませんし、現時点では、海外サイトでもまともな噂は出ていません。
サプライズがあるとすれば、カラー対応した全く新しいE Ink Kindleかも知れませんね。
ちなみに、私は、過去にAmazonがカラー電子ペーパー技術をもつ会社を買収したニュースを見て、カラーKindleの登場を今か今かと待ちわびていましたが、待てども待てどもカラーKindleは登場しません。
現時点では、BOOX Nova 3 ColorというカラーE Inkを採用した機器もありますが、コントラストや彩度が低いというのが実情です。
おそらくこれが現時点での限界であり、Amazonもまだ世に出せずにいるのかも知れません。
仮に出たとしても、価格はさらに値上がりすることは想像にかたくありませんし、当然しばらくは中古市場に出回ることもないでしょう。
おっと、脱線してしまいました。
じゃあ Kindle Oasis 第10世代 いつ買うの?今でしょ!
オマケ | 読み放題サービスでKindle Oasisを200%楽しんじゃおう!
毎月たった1冊分の価格(980円)で何冊も読めちゃうKindle Unlimitedという読み放題サービスをご存知ですか?
せっかく買った本なのに、思ったよりムズカシイ、ツマラナイ、という理由で途中で読むのをやめることってよくあると思います。というか私のことですw
でも読み放題なら途中で読むのをやめて、別の本を読んでも追加料金がかからないとか最高すぎませんか??
さすがに全部は読み放題にはなりませんが、かなりの数(200万冊超え!)の本が読み放題になっています。
有名どころの本や、ベストセラー、ロングセラー、新作などに至るまでかなりカバーされているので、必ずあなたのお目当ての本があるはずです。
30日間がっつり無料お試しもできますので、まずは試してみて、十分に使わなそうならお試し期間だけでやめる、というのもありかも知れませんね^^
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