こんにちは。元量販店カメラ担当のふわくです。
今回は私が愛用しているSONYの最強ポートレートレンズ、FE135mm F1.8GMの実写サンプル満載のレビューをお届けします。
いつも長い記事になりがちですが、百聞は一見にしかず!ということで、今回は写真メインでお届けします。
見よ!圧倒的ボケ感を。
135mmなのにF1.8という開放F値をほこる本レンズが生み出す圧倒的ボケ感。
なにはともあれ、実写サンプルをご覧ください!
すべて開放F値(F1.8)で撮影しています。




これでもかと言わんばかりに、背景がトロトロにボケてますよね。
さて、まだまだ行きますよ~!
ここからは、もう少し離れて撮ってみた写真です。




少し離れて撮っても強烈なボケは健在です。
しかも動物の毛並みもクッキリハッキリ写っちゃうくらいしっかり解像します。これホントすごい。。
さて、最後の一枚は、さらに離れて撮ったおまけショットです。
いちいち味があるんですよね。
しかも、とにかく明るいレンズなので、夕暮れ近い時間でもISO感度を上げることなく撮れるのはとても本当にありがたい。

ボケだけが能じゃない!このレンズの本当の凄さ
このレンズ、AF(オートフォーカス)がとにかく速い。
特に、私のように子供がメインの被写体だと、AFが遅かったらぶっちゃけ使い物になりません。
でもこのレンズにそのような心配は御無用!ブランコだって置きピンなしで撮れちゃうんですから^^;

よく、「ピントがすぅーっと合う感じ」という表現を聞きますが、これは「すぅー」じゃなくて、「スッ」もしくは「サッ」と、タイムラグなしで合う感じです。

しかも、ただ速いだけじゃないのがこのレンズの凄いところ。
そう、AFの駆動音が無音なんです。
写真撮影では正直、駆動音が多少あっても気になりませんが、動画を撮る人にとっては、AF駆動音が鳴らないというのは非常に大きなメリットではないでしょうか。
実際、このレンズの開発陣も、動画撮影も意識しながら開発にあたったと述べています。


SONYのミラーレス一眼は総じてAF性能が優れた製品が多いので、動画でもAFを活用しないともったいないです。
もちろん私もAFで動画撮りまくってますが、AFの駆動音が鳴らないのは本当にありがたい。。
しかも、この最強ポートレートレンズを動画で使うという体験は、かなり贅沢ですよ。ぜひ皆さんにも味わっていただきたいです。いやマジで。
しかしこのレンズには・・・重大な欠点がある
完璧かのように思われるこのレンズにも、1つだけ欠点があります。それは価格です。
この記事を書いている時点での新品価格は約18万円となっています。
また、比較的新しい製品(2019年発売)ということもあり、中古価格も全然安くないし・・・。
でもあえていいます。
間違いなく、価格相応、いや、それ以上の価値のあるレンズであると。
だって、この焦点距離にしてF1.8、しかもAFは無音の爆速。おまけに解像力も半端ないと来ればもうね、ホント言うことないですよ。



たしかに軽くはありません。でも、焦点距離が135mmで開放F値が1.8ということを考えるとむしろ軽いです。
キヤノンやニコンには同じスペックのレンズがないので残念ながら比較はできませんが、シグマの135mm/1.8は、なんと1,230グラムもあります。
重さを無視すれば最高なレンズなんですが。

ということで、このレンズを経験した身としては、950グラムなんて全然許容範囲なわけですw
ちょっと横道にそれますが、レンズの重みが一番気になるのは主に、長い時間持ち歩いたときですが、↓このリストストラップを使えばめちゃくちゃ負担が減ります。
価格は安いですがまったく馬鹿にできません。ぜひ騙(だま)されたと思って使ってみてほしいですw

まとめ SONYが出し惜しみなしで作った、一生モノのポートレートレンズ

さすが、SONYの技術力が惜しみなく投入されたレンズということで、まるで欠点がないレンズです。
それだけに、金額もかなり高いですが・・・中途半端なレンズを複数買うよりも絶対いいです!
明るい単焦点レンズというものには魔力的な魅力がありますが、特にこのレンズは135mmという望遠域で、F1.8というずば抜けた性能をもっています。
このレンズじゃないと表現できないボケが味わえます。「日常がアートになる」そんなキャッチフレーズが似合うレンズですw
そう、これ一本あれば誰でも印象的なポートレートが撮れるでしょう。
写真が下手な私が言うんだから、間違いありませんw

そしてこのレンズにはなんといっても、爆速・無音という強力な武器があります。
外で使うときには、85mmだとちょっと短い、ということもあるでしょう。
また、70-200mm/2.8だと重すぎる、という人にとっても、この135mmは非常に良い選択肢になるはずです。
最近は、スマホでも望遠撮影ができるようになりつつありますが、このとろけるようなボケと解像感は一眼ならではです。
一眼に迫ろうと頑張っているスマホカメラを大きく引き離します。
元量販店カメラ担当のふわくが自信をもってオススメします!
最後に・・・
このレンズの開発者インタビュー記事も大変興味深い内容なのでぜひご覧になってみてください。
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