こんにちは。元家電量販店マネージャーのふわくです。
正直に白状すると、わが家の除湿機、もともとピアノのために買ったものです。
湿度管理が大事なので。ところがいざ使い始めたら、いつの間にか部屋干しの主役になっていました。
除湿機って「ジメジメを取る機械」だと思っていたんですが、洗濯物を干す道具としても、とんでもなく優秀だったんです。
【写真1|アイキャッチ:除湿機+ホスクリーンに洗濯物を干した部屋の全体像】 alt: 除湿機とホスクリーンSPC-Wを使って洗濯物を部屋干ししている様子 キャプション: なし(アイキャッチはキャプション非表示のことが多いため)
部屋干しって、だいたいこの4つで困りますよね。
- なかなか乾かない
- 生乾きのニオイがつく
- シワになる
- そもそも干す場所がない

結論から言うと、これ、除湿機を使うだけでほぼ全部片付きます。わが家は三菱の除湿機「サラリPro」と、天井に付ける室内物干し「ホスクリーン SPC-W」の合わせ技で、雨だろうが梅雨だろうが、まったく困らなくなりました。
デジかめんピンクでも部屋干しって、扇風機回しとけば十分じゃないですか?



それがね、”乾かす”だけなら扇風機でもいけるんだけど、”早く・臭わせず”までやろうとすると、けっこう差が出るのよ。
ついでに言うと、「乾燥機付きの洗濯機、買うべきかな…」と迷っている人にも、ちょっと待った、と言いたい。その話も後半でします。
なぜ部屋干しは除湿機が「正解」なのか
部屋干しの敵は、ざっくり言えば空気中の湿気です。洗濯物のまわりの空気が湿気でいっぱいだと、それ以上水分が逃げていかない。だから乾かない。乾かないから、雑菌が繁殖して、あの生乾き臭が出る。
つまり、洗濯物まわりの湿気をどんどん除けば、早く乾くし、ニオイも出にくい。この「湿気を除く」を専門にやる機械が、そう、除湿機なわけです。



エアコンの除湿(ドライ)じゃダメなんですか?



部屋全体をなんとなく下げるならアリ。でも”洗濯物に集中して風を当てて一気に乾かす”のは、衣類乾燥除湿機のほうが断然得意なんだ。
最近の除湿機の多くは「衣類乾燥モード」を積んでいて、ルーバー(吹き出し口)が首を振りながら、洗濯物めがけてパワフルに送風してくれます。乾いた風を当て続ける+まわりの湿気を抜く——この合わせ技が、部屋干しが早く乾く理屈です。
そして、早く乾くということは、雑菌が増えるヒマを与えないということ。生乾き臭の正体は雑菌なので、乾燥スピードが速いほど臭わない。「早い」と「臭わない」は、実はセットなんです。
いちばん言いたいのはコレ。除湿機の部屋干しは「シワになりにくい」
ここが、わが家がいちばん実感しているポイントです。
乾燥機(タンブラー乾燥)で乾かした服って、ふんわりするけど、シワや縮みが気になること、ありませんか。ドラム式の乾燥機能を使ってみたものの、シャツがクシャッとなる・お気に入りのニットが縮む、で結局使わなくなった、という人、けっこう多いはずです。
その点、除湿機での部屋干しは、ハンガーにかけたまま自然な形で乾くので、シワが圧倒的につきにくい。乾燥機みたいにグルグル回して揉みくちゃにしないですからね。アイロンがけの手間まで減ります。



つまり、乾燥機よりキレイに仕上がるってことですか?



少なくともシャツ系は、部屋干し+除湿機のほうが仕上がりがいい。これは自信を持って言える。
「早い・臭わない」に加えて、この「シワにならない」が乗ってくる。これが、わが家が部屋干しをやめられなくなった最大の理由です。
「高い乾燥機付き洗濯機」を買い足す前に、ちょっと待った
ここで、乾燥機の話を正直にしておきます。
乾燥機能付きのドラム式洗濯機って、高いですよね。十数万円〜ふつうにします。「部屋干しがしんどいから、いっそ乾燥機付きに買い替えるか…」と考える気持ち、すごくよくわかります。
でも、その前にひとつ提案です。「除湿機+部屋干し」で足りないか、先に試してみるのはどうでしょう。



でも乾燥機があれば、干す手間ゼロですよ?



そこは正直ドラム式の圧勝。手間ゼロは魅力。否定はしないよ。
ドラム式の乾燥機を否定する気は、まったくありません。「干さなくていい」という手間ゼロは、何にも代えがたい価値です。ただ、こういう人には除湿機部屋干しがハマります。
- 乾燥機のシワ・縮みが気になって、結局よく部屋干ししている
- 乾燥機にかけられないデリケートな服が多い
- 数万円の除湿機で済むなら、20万円以上もするドラム式洗濯機は買いたくない
- YouTubeの音声を聞きながら干す「ながら作業が好き」


除湿機のいいところは、「乾かす」だけでなく「部屋全体の除湿」までこなす一台二役だということ。
梅雨のジメジメ対策にもなるし、押し入れやクローゼットのカビ対策にも使える。洗濯乾燥だけの機能と比べると、出番が一年中あります。
なので結論は「どっちが上」ではなく、用途で使い分け。
手間ゼロを最優先するなら乾燥機付きドラム式、コストと仕上がり(シワ)を重視するなら除湿機+部屋干し。そして「乾燥機が苦手な服はこっち」と併用するのが、いちばん賢いと思います。
わが家の部屋干しシステム①|乾かす装置「サラリPro」
ここから、わが家が実際に使っている2つの道具を紹介します。まずは主役、乾かす装置=除湿機です。


わが家のは三菱の「サラリPro(MJ-P180YX)」。衣類乾燥モードにすると、ルーバーが首を振って洗濯物に集中的に風を当ててくれます。パワフルなコンプレッサー式なので、湿気をガンガン抜いてくれて、体感、半日かからずカラッと乾きます。



そんなにいいなら、最初から部屋干し用に買えばよかったのに。



いや、ピアノ用に買ったんだってば。結果オーライなの。
…そう、これはもともとピアノの湿度管理のために買ったやつなんです。なので「ピアノ目的でこの除湿機を選んだ理由」は、別記事に詳しく書いてあります。除湿機選びそのもの(コンプレッサー式とは?連続排水とは?など)を知りたい方は、そちらが参考になるはずです。


わが家の部屋干しシステム②|干す場所「ホスクリーン SPC-W」
乾かす装置の次は、干す場所。ここで地味に効いているのが、川口技研の室内物干し「ホスクリーン SPC-W」です。


これは天井に本体を取り付けて、そこにポールを挿すタイプの室内物干しです。良さは何といっても、使わないときはポールをワンタッチで外しておけること。
突っ張り棒みたいに常設して部屋を圧迫しない。来客のときもサッと片付く。「干すときだけ出現する物干し」って感じで、見た目もスッキリします。





天井に穴を開けるんですよね?大変じゃないですか?



下地さえ探せば、付属のネジでわりとあっさり付くよ。賃貸の人は管理会社に要確認だけどね。
ポールは長さを3段階で調整できるので、干すものに合わせて高さを変えられます。目安荷重は8kgなので、かなり余裕があり、安心して干せるのも魅力です。
早く・臭わせず・シワにしない「干し方のコツ」
道具を揃えても、干し方が雑だと効果は半減します。わが家が実践している、地味だけど効くコツを置いておきます。
① 洗濯物の間隔をあける。 ぎゅうぎゅうに詰めると、風が通らず乾きません。こぶし1個分は空けるイメージで。
②風は「下から全体に」当てる。 除湿機を洗濯物の真下〜斜め下に置いて、首振り送風で全体をなめるように。一点集中より、まんべんなく。
③ サーキュレーターを足すとさらに速い。 洗濯物が多くてまんべんなく送風するのが難しい場合は、サーキュレーターも併用すると乾燥スピードがグンと上がります。


ちなみにコツ③のサーキュレーターは、わが家はアイリスオーヤマのこれを使っています。
首振りで広く風を回せて、洗濯物が多い日でもまんべんなく当てられるのが気に入っています。
気になる電気代は?
「除湿機を回しっぱなしだと電気代が…」と心配になりますよね。
コンプレッサー式の除湿機は、デシカント式やヒーター乾燥に比べると、もともと消費電力が低めです(1時間10〜12円/メーカー情報)。なので、思っているほど跳ね上がりません。乾燥機をブン回すよりは、体感ずっと安く済んでいます。



乾燥機より安くて、シワにもならないって、いいことずくめじゃないですか。
正直なデメリット・注意点
いいことばかり書きましたが、フェアに短所も。
① 干す手間はかかる。 ここは乾燥機付きドラム式に完敗です。「干す・取り込む」が必要なのは事実。手間ゼロを求めるなら乾燥機。
② 音はする。 コンプレッサー式は運転中、音がします。(空気清浄機の「中〜強くらい」の音)。寝室で就寝中に回すなら、音が気になる人もいるかも。
③ 設置スペースと初期費用。 除湿機本体の置き場所は要ります。ホスクリーンも取り付け工事(といってもネジ留め程度)が必要。とはいえ、乾燥機付き洗濯機の十数万円に比べれば、トータルでも安く収まります。
ちなみに、花粉シーズンにも大活躍します
これは予告だけ。わが家には重度の花粉症の家族がいるので、花粉の季節こそ外に干せず、部屋干し+除湿機がフル稼働します。雨の日と同じ理屈で、花粉シーズンの強い味方になってくれるんです。


この「花粉対策の部屋干し」については、語ると長くなるので、また別記事で詳しく書きます。
まとめ|部屋干しは、除湿機を足すだけでラクになる
部屋干しの4大悩み——乾かない・臭い・シワ・干す場所。これが、
- 乾かす装置(衣類乾燥除湿機・わが家はサラリPro)
- 干す場所(室内物干し・わが家はホスクリーンSPC-W)
この2つを揃えるだけで、「早い・臭わない・シワにならない」に変わります。とくにシワにならないのは、乾燥機にはなかなか出せない良さ。
「乾燥機付きの高いドラム式を買い足すべきか…」と迷っているなら、まずは除湿機+部屋干しで足りないか試してみてください。一台で部屋全体の除湿までこなせるので、出番は一年中。意外と、これで十分かもしれません。
除湿機選びそのもの(方式の違いや選び方)を詳しく知りたい方は、ピアノ記事のほうで突っ込んで解説しているので、あわせてどうぞ。









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