季節の変わり目に除湿機と加湿器を同時に稼働させた結果www

以前、ピアノ部屋に最適な除湿機と加湿器のご紹介をさせていただきました。


しかし、私にはどうしても気になることがありました。それは、除湿機から加湿器に切り替えるタイミングです。逆もまた然(しか)り。

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そんなもん、普段から湿度を把握してたらすぐわかるでしょ。

でも、ある日から突然加湿が必要になる、というものでもないでしょ?そこが難しいのよ。
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ふわく

実際、季節の変わり目というのは湿度が安定しません。湿度が低くなってきたかと思うと、別の日はまた上がったり、という日が続いたりします。

せっかく普段しっかり湿度管理していても、季節の変わり目に過乾燥になったり、湿度が上がりすぎることで、ピアノにダメージを与えかねません。

ですので、季節の変わり目もなるべく急激な湿度変化がないよう配慮すべきではないかと考えたわけです。
そこで思いついたんです。

「季節の変わり目は除湿機と加湿器を同時に稼働させれば解決じゃね?www」と。

目次

【結論】除湿機と加湿器の同時稼働は「大正解」だった

結論からいうと、この方法は大正解でした。

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ホントですか?お互いに効果を打ち消し合ってしまう気がするんですが。

そう思うでしょ?でもそこは条件次第で回避できるのだよ。ふふふ・・・
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ふわく

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その笑い方・・・とっても気持ち悪いです。

仮に、同じ湿度設定をした除湿機と加湿器を同時に動かすとどうなるでしょう。おそらく、双方が互いが設定湿度を保とうとして頑張り続けるでしょう。結果的には設定湿度に近いところで安定するかも知れませんが、これは電気代の無駄づかいです。

ですが、湿度設定をズラすことでステキな結果が得られたのです。

【実験】除湿機を55%に、加湿器を50%に設定するとどうなる?

ピアノにとって理想的な湿度については諸説ありますが、だいたい平均すると、50%~60%程度が適切な湿度のようです。なお、ベヒシュタインジャパン公式サイトでは、その間の55%が理想的であると記載されています。

ベヒシュタインジャパン公式サイト...
ピアノの為の空調管理・除湿について - ベヒシュタインジャパン公式サイト こんにちは。技術部の向井です。 お客様とお話ししていて、よく温度・湿度管理についてご相談を受けます。 ピアノは

ということで、設定温度を、除湿機側を55%、加湿器側を50%に設定するとどんなことが起こるか見てみましょう。

もし湿度が55%よりも高いと・・・

湿度が55%を超えた瞬間、除湿機が稼働し、55%まで下げてくれます。環境次第では、数パーセントの誤差は生じるでしょうが、50%台前半で落ち着くことが予想されます。
50%を割り込まない限り、加湿器は稼働しません。

もし湿度が50%よりも低いと・・・

湿度が50%を割り込んだ瞬間、加湿器が稼働し、50%まで上げてくれます。環境次第では、数パーセントの誤差は生じるでしょうが、50%台前半で落ち着くことが予想されます。
55%を超えない限り、除湿機は稼働しません。

つまり、5%ずらして設定することで、限りなく無駄なく、理想に近い50%台を維持できる可能性が高まるということになります。

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理屈ではそうだろうけど・・・そんなに上手くいくのかな?

そう言うと思ったので、実際に試したときの動画をお見せしましょう。
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こうなりましたw

ご覧のとおり、55%で落ち着いています。このとき、除湿機と加湿器はどちらも停止しています。

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生活感が垣間見える部屋だな。

言わないでー><
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だったら最初から除湿機と加湿器一体型の製品選べばいいんじゃね?

理想の結果が得られたのはいいですが、一時的とはいえ、除湿機と加湿器の2台を置くのは邪魔。
そんなニーズにこたえるべくして登場したかどうかは知りませんが、除湿機と加湿器が一体化した商品も存在します。
しかも、シャープやダイキン、日立といった大手メーカーの商品です。

どれも価格は高いですが、ちょうど除湿機と加湿器の両方合わせたくらいの金額なので致し方ないでしょう。
それに、空気清浄機としても使えますし、これ一台で3役と思えば理想的な商品かも知れませんね。

ただ、注意点もあります。
まず、除湿機としての機能についてです。上記の一体型商品よりも、以前わたしが以下の記事でおすすめした除湿機のほうが勝っている点がいくつかあります。

それは・・・

  • 連続排水機能
  • 正面からタンクを取り出せる
  • 水量が正面から確認できる

という点です。
これらの特徴は、私が除湿機に求める性能としてかなり重要なものとなっています。
詳しくは上の記事をご覧いただければと思います。

そして、加湿器としての機能についても、下の記事でおすすめした加湿器のほうが勝っている点があります。

それは・・・

  • ハイブリッド式(気化式+温風気化式)を採用
  • タンクの上下両方に取手が付いている
  • 内部の掃除がラクなカンタン取替えトレイカバーが使える

という点です。
これらはいずれも、私が加湿器を選ぶ上で決め手となったものです。
しかし一体型の製品にはこれらの特徴を兼ね備えた製品はありません。

一体型製品も決して悪くはないのですが・・・
私がおすすめした除湿機と加湿器のほうが優れていると思いますw

まとめ | 季節の変わり目はぜひ両方稼働しましょう

最後、ちょっと横道に逸れましたが、今回の記事では、ピアノをしっかり守るには季節の変わり目に除湿機と加湿器を二台稼働させるのが望ましいということをお伝えしたかったわけです。
二台同時に置くだなんて、一見馬鹿げていますが、実験結果からもこれは非常に有効であるということは間違いありません。湿度設定ができる機種である必要はありますが。
ぜひ皆さんもやってみてください^^

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