以前、35mm換算についてこんな記事を書きました。
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ということで、この35mm換算の話ですが、レンズ選びの際に重要な要素、焦点距離とボケという2点だけに焦点を当てて、もっとシンプルに説明してみたいと思います。
レンズ選びの際に参考になれば嬉しいです^^
35mm相当の焦点距離は、マイクロフォーサーズなら2倍、APS-Cなら1.5倍ってのは知ってるけど・・・
画角については、ほとんどの方がご存知のように、
マイクロフォーサーズセンサーのカメラで25mmのレンズを使うと、フルサイズでいう50mm(25mm×2)相当の焦点距離になります。
また、APS-Cセンサーのカメラで35mmのレンズを使うと、フルサイズでいう52.5mm(35mm×1.5)相当の焦点距離になります。
ここまでは特に問題ないでしょう。
じゃあf値やボケ量は?
さて、じゃあf値やボケの量はどうでしょうか。
f値(絞り値)を元に計算することで、だいたいボケの量を推測することができます。
結論から言うと・・・
マイクロフォーサーズセンサーのカメラで25mm/F1.4のレンズを使うと、フルサイズでいう50mm/F2.8(F1.4×2)相当のレンズと同等のボケ量になります。
また、APS-Cセンサーのカメラで35mm/F1.4のレンズを使うと、フルサイズでいう52.5mm/F2.8(F1.4×1.5)相当のレンズと同程度ボケ量になります。
レンズの明るさはあくまでF1.4で間違いない。だから、明るさが変わることはないよ。
たとえば、フルサイズ(35mm)用の24mm/F1.4のレンズと、50mm/F1.4のレンズだと、どっちがボケるでしょうか?
同じf値で撮れば、当然焦点距離の長い50mmのほうがボケやすいですよね。
なので、実焦点距離が同じ場合に限り「ボケ量も変わらない」ということになります。
ボケまでイメージするなら、35mm換算の焦点距離だけを見るのは不十分
フルサイズとの焦点距離とボケを比較したいときはとにかく、「焦点距離だけじゃなくて、f値も35mm換算する」って覚えておけばいい。
富士フイルムには、XF56mmF1.2という素晴らしいポートレートレンズがあるけど、これはフルサイズでいうと、どれくらいの焦点距離・ボケのレンズに相当するかわかるかな?
まさにフルサイズの定番ポートレートレンズ85mm/F1.8に限りなく近いレンズということになりますね。
ということで、35mm換算で焦点距離だけ見ても、どれくらいボケるレンズなのかというのがイメージしにくいですが、F値も同じように掛け算してあげることで、どういう画角でどれくらい強烈なボケになるのか、というのがイメージできるかと思います。
もちろんこれは、あくまで焦点距離とボケをイメージするためのものであって、実際の明るさあくまで、そのレンズのf値で決まります。
※35mm換算についてもっと詳しい説明をご希望の場合は、↓の記事もご覧いただければ幸いです♪
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