Pixel7 Pro 保護フィルム(TPU素材)と保護ガラス、結局どっちがいいの?

※本記事は2022年に書かれたものですが、2023年に大幅に内容がリニューアルされております。

Pixel7シリーズ買ったはいいけど、保護ガラスがいいのか、保護フィルム(TPU素材)がいいのか、で迷われている方は少なくないと思います。

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デジかめん ピンク
よくわからないので、とりあえずAmazonで評価が高い商品を買いました。

おそらくそんな方が多いのではないかと思います。
結論から言うと、「UV硬化タイプ」という条件付きで保護ガラスが最強ということになります。

UV硬化タイプってなに?という方、こちらで商品レビューしておりますのでぜひご覧ください。

では、今から詳しくご説明します。

目次

各タイプの特徴

いままで最も普及している保護フィルムには大きくわけて2種類あります。
一つはTPU素材のフィルム。弾力がありペラペラと薄手。
もう一つは高度9Hのガラスフィルム。若干厚みがあります。
そして、これに比較的歴史の浅いUV硬化タイプのガラスフィルムが加わって3種類。

それぞれの特性の優位性についてざっくりと表にまとめました。
なお、今回比較に使用した「UV硬化」は一般的なガラスタイプ同様、旭硝子製なのでガラスの素材感としては同等とお考えいただいて差し支えありませんが、使い心地で差が出ています。詳細は後述します。

※以後、保護フィルム(TPU素材)は「フィルム」、保護ガラスは「ガラス」、UV硬化のガラスフィルムは「UV硬化」とします

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えこひいき感ハンパねぇな・・・

まぁそう言わないで。一つずつ見ていきましょうや。
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ふわく

今回比較したのはこちらの2商品です。よくある一般的な商品同士の比較です。

UV硬化はフィルムはそれぞれ個別にレビューもしていますので後ほどご覧ください。

指触り、なめらからさ

指がすべる感触はガラス、UV硬化のほうが上です。というか、何も付けていない状態と比較してもほとんど違いを感じませんでした。
一方、フィルムのほうは、比べてしまうとごくわずかに摩擦係数の高さを感じます。とはいえ、引っ掛かりがあるのかというと、もちろんそんなことは一切なく、比較しなければわからないくらい滑らかです。
もしフィルムが最初からついた状態だったとしてもそれに気づく人がどれだけいるのでしょうか。それくらい十分な滑らかさを持っています。

見やすさ

見た目はどのタイプもどちらもクッキリハッキリ見えます。透過率もほとんど同じ。
ただね・・・ガラスのほうはこれがイケてない。

そうです。指紋を当てる部分だけ色が違うんです。
色というか、ここだけさらに透過率を上げているのでしょうね。確実な指紋認証をするために。

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こんなの、そのうち見慣れるだろ。

いや無理。
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ふわく

百歩譲って、Webページを見るときぐらいはまぁいいでしょう。
でも、ゲームをやったり映画鑑賞をしたりする場合を考えてみてください。ここだけ常に濃度が違って見えるんですよ。イヤじゃないですか。。

ということで、結果的に見やすさという点でマイナス。なのでフィルム、UV硬化に軍配が上がります。

タッチ、フリックの反応のよさ

画面の応答の良さですが、これは間違いなくフィルムのほうが良いです。うん、素晴らしく良いです。
何も付けていない状態とほぼ同じといっても過言ではないでしょう。
一方、ガラスのほうも全く問題ない・・・最初は思ったのですが、ちょっと使ってみると「アレ」ということが多々ありました。
まず、タッチやフリックに全く反応しない瞬間があることに気づきました。
また、画面端からのスワイプがなかなかできなかったりすることがあります。これについては、このガラス自体の四隅にフチ(ベゼル)がついていることが関係していると思います。

私は画面真下から上にスワイプしてホームを表示したり、最近利用したアプリを表示したりするジェスチャー入力を使用しているため、ここの反応がなかなかしないというのは致命的です。ベゼルなしのタイプであればその点は問題ないでしょうが、あまり見かけません。(あれば情報ください!)

一方、フィルムやUV硬化にはベゼルはついていないので、全く問題ありません。

指紋認証の速さ

まずはフィルムですが、さすが薄手(0.15mm)ということもあって、一瞬で認識されました。
何も付けていない状態との差はほとんど感じられませんでした。

一方、ガラスですが、こちらも厚み(0.33mm)があるわりに、意外にも一瞬で認識されました。
もちろん、UV硬化も同様です。

ということで、いずれも差はないと言っていいでしょう。以上。
と言えればよかったのですが・・・。

ガラスの場合、先程お伝えしたこの「丸印」のせいで、指が少しズレてもやはり認識してくれないことがあります。
ごくたまにならプチストレスで済みますが、積もり積もってガチストレスになりえます。
なお、先程の繰り返しになりますが、UV硬化のほうはこの丸印がないので、全く問題ありません。

ケースとの干渉のなさ

これははっきりと明暗が分かれました。
フィルムはケースに押し上げられて浮きが出ました。

実は、使い始めは全く問題なかったのですが、使っているうちに次第に浮いてきてしまいました。
もちろん何度も押さえてみましたが、結局すぐ浮いてきます。
評価が×ではなく△とした理由は、左端は浮いていなかったからです。右端とくらべて、微妙に内側によっているため、ケースと被っていないわけですが、逆に外側に寄せれば今度は左側が浮いてくる可能性はあります。

なお、ガラスとUV硬化は問題ありませんでした。
ただ、ガラスも商品によっては、フィット感が悪い可能性はあります。
その点、UV硬化はガッチリと吸着するため、より剥がれにくいものと思われます。

キズやヒビのつきにくさ

フィルムはTPU素材ということもあり、ちょっとくらいのキズなら自動修復します。実際、商品説明でもこの点についてはしっかりアピールされています。
また、ガラスと違って弾力があるため、ヒビが入るということもそもそもありません。
一方でガラス、UV硬化のほうは、比較的キズがつきやすいです。
私はよく、車のキーとスマホを同じポケットに入れる癖があるのですが、そのせいか、ガラスの方はいつの間にかキズだらけになります。
また、スマホを落下させた記憶がないのに、いつの間にかヒビが入っている、なんてことも多々あります。

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それってある意味、自らを犠牲にしてスマホを守ってくれてる証拠とも言えるんじゃないでしょうか。

にしても「自己犠牲力」強すぎでしょw
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ふわく

たまに、ヒビだらけの保護ガラスつけたまま使ってる人を見かけます。
察するに、「どうせ付け替えてもまたすぐヒビ入るし、金もったいないからもうしばらくこのまま使うかな。」じゃないかなと思っています。気持ちはよくわかります^^;

耐衝撃性

これについては、正直あまり派手な実験はできないというのが辛いところですが、硬度と厚みのあるガラスのほうが耐衝撃には強いというのは想像に難くありません。
実際、スマホを床に落とした日にゃ、即ヒビ割れでしょうが、スマホを守る力はやはり強いと思います。高い位置から落とせば落とすほどガラスの耐衝撃性の高さの恩恵を預かれる気がしますね。
じゃあフィルムはどうなのか。正直、厚みや硬度を考えると、あまり衝撃に対しては強くはないと思います。とはいえ、Pixel6 Proを使用していたころは、フィルムを付けた状態でうっかり手から落としてしまったり、子供と公園で遊んでいるときに走って落としたり、といったようなことはしょっちゅうありましたが、液晶面にヒビやキズがつくことはありませんでした。伸縮性がある素材なのでそれ自体が若干ながらクッション的な役割を果たしているのかもしれません。ただ、たまたま運が良かっただけという可能性もあるのでやはり過信は禁物です^^;

【番外商品】「貼るのではなく塗る」ガラスコーティング

ガラスコーティングしてくれるお店がありますよね。
実は、あれを自分でやるできるキットが販売されています。その名も「スマホまもる君」です。

次世代スマホコーティング スマホまもる君 硬度9H

Amazonのレビュー数も8,000を超えていてなかなかの人気商品のようです。
これを塗ることでしっかりとガラスの膜を張ってくれますが、ガラスフィルムと違って薄いので、指紋認証やタッチ、フリックも問題ないし、指触りも非常になめらかとのこと。
ただ、一点難点を上げるとすると、いつかスマホを売却や下取りに出すときにガラスコーティングしたままで査定に影響がないかどうかについてよくわからないという点でしょうか。
「液晶面の加工」という扱いで買い取りしてもらえなかったというケースもあると聞いたことがあるので、これについては事前に買い取り業者に確認が必要かも知れません。個人売買なら説明をした上であれば特に問題はないでしょう。

まとめ | UV硬化タイプのガラスフィルム一択じゃね?

最近存在感を増してきているTPU素材のフィルムも、衝撃には弱いのが難点。また、商品によっては、ケースとの干渉で剥がれやすいというのもマイナスポイント。
それならば、衝撃に強く、ケースの干渉の影響を受けにくいガラスを選べばよいかといえば、そう単純でもないというのがおわかりいただけたかと思います。
そうです。UV硬化型のガラスフィルムさえ選べばほとんどの問題点が解消されます。

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